スピーチ当番

スピーチ当番

あいつの話が終わったら次は俺だ。

嫌だ。嫌だ。嫌だ。

どうしてこんな思いをしなければいけないのだ。

百人以上の前で話すなんて、何回やっても慣れないよ。

ああ、隕石でも落ちてきて大騒ぎになって中止になればいいのに。

テロ組織か宇宙人が急に現れてここを占領してもいいし・・・・・。

あぁ、喉が渇く。鼓動が早くなってきた。

隣のやつに俺の心臓の音、聞こえないかな?

また手に汗をじっとりかいている。

だいだい、誰だ、スピーチ当番なんて

つまらないものを考えた迷惑なやつは?

あっ、終わった。どうしよう、俺の番だ。

「では、社長、お願いします」

俺は威厳を持ってゆっくりと壇上に向かった。

(了)

スピーチ当番

スピーチ当番

クスッと笑える【超短編小説】 あなたは人前でのスピーチは得意? 私は・・・・・・。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-17

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