たった2文字の「好き」

たった2文字の「好き」

本当に好きな人には直接「好き」を言うこともできない
たったのこの2文字が言えない
もしこの好きという気持ちを受け止めてもらえなかったら?
それを言って今の関係が壊れてしまったら?
それを思うと言えないのだ
そのくらい大切な人だからこそ、この2文字が言えない

いっそのこと、この気持ちが消えてしまえばいいのにと思う
そしたら今まで通り友達としてずっと何事もなく仲良くやっていけるのではないか
そんなことを思う
けれど言いたいんだ
「好き」という気持ちが溢れて止まらないのだ
あなたを想うたびに胸が苦しくなる

特別な感情がないのは見てれば分かる
ずっと見てきたもの
なのにあなたは私に優しくするの
優しくなんてしないでって言ってやりたい
でもそんな優しさが愛おしくてたまらない
分かってるのに好きになっていく
どうか私のこの溢れてしまう気持ちを誰か止めて

「好き」なんて私が言ったらあなたは困るでしょう?
そんな困る顔が見たいって思ってしまうの
一瞬でもいいから私のことで頭をいっぱいにしてほしいの
それでも本人を前にすると言えないんだ
2文字の「好き」が・・・

たった2文字の「好き」

たった2文字の「好き」

片想いをしている女の子の気持ちを綴った詩のような文のようなものです。 ありきたりな気持ちかもしれませんが、私はこんなありきたりな気持ちこそ大切なものだと思ってます。 特に片想いしている方々に読んでいただいて共感していただけると嬉しいです。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-16

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