サイコパスの種 第一章 「処刑ピエロ」その6

あなたは何が怖いですか?幽霊?殺人鬼?
ちなみに私は決められてしまっている運命が怖いです。
今年、あなたは新しい恐怖を植えつけられる

というのが僕の小説のコンセプトです。
といっても殺人鬼はバリバリ出てますけどねww
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可憐ちゃんどうしたしw

斉戸の話も終わり、可憐もおなか一杯になったのか帰るときはとても笑顔だった。
さっきまでの苦しい感情はどこに置いて行ったのか。
そんなわけで、斉戸とも別れをつげ俺たち二人は事務所に戻るため車に乗った。
事務所と公園はそれほど遠くはない。下手すれば1km以下かもしれない。
まぁ資料を持ったまま歩いていくのはかなりしんどいというだけの理由で車を使っている。
そうこういっている間に、事務所についた。
事務所につくと、俺は斉戸から聞いた話をパソコンでまとめることにした。
そんな俺を見て可憐は、レモンティーを作ってくれた。可憐の作るレモンティーほど
うまいものを飲んだ記憶がない気がする。
持ってきてくれたレモンティーをすすっている俺に可憐は
「明日は何について調べるんですか?」
と聞いてきた。特に考えてなかったが、堂華がもう一つ言っていた引っかかるワードがでてきた。
「明日は、サイコパスの種について調べようかな」
すると可憐がいきなり、
「その言葉については調べないほうがいい、あなたの人生が変わる気がする」
いつもと少し口調が変わっていた気がした。すると可憐はまだ何かを言い出した
「お前はこの事件、そして今から起こる悲惨な事件の重さを知らない。いや、むしろ知らないほうがお前的には楽かもしれないがな」
流石に少し恐怖を感じてしまった。いつもかわいい声で「先生」と言ってくれる可憐が
俺に対して「お前」という言葉を使うわけもないし、なにかを知っているようで怖かった。
「ほら、そろそろ時間だ、私が倒れた途端、お前は助けに来る。そして私を助けるためにソファーに寝かせる。それと同時に奴心がお前の携帯に電話をしている。お前はその内容に絶望を覚えるであろう。」
というと、いきなり可憐が倒れた。
おい可憐、しっかりしろ!!と大きな声で言っても返事がない。
そして床に寝かせるのもかわいそうだなと思い、ソファーに寝かした途端
机に置いていた携帯が鳴りだした。発信は琢磨からだ。
電話に出た途端、あわてたような声で
「慎太、処刑ピエロがまた殺しやがった。被害者の名前は斉戸 一哉。」
予言の通り俺は絶望に陥った。俺が話を聞いたやつらがどんどんと殺されていく。
次の被害者は誰になる。もしかしたら俺の周りで動いてくれている可憐や琢磨
それとも・・・・・・・おれか。
そんなことを無言で考えていると琢磨が話を続けた。
「少し、警察署に来てくれないか。」すごく深刻そうな声で言われた。
流石に今の状況で警察に行かないわけがない。
俺は、可憐を事務所に寝かしたまま警察署に行った。
警察署に行くと、前と変わらず慌てふためいた警察たちが動き回っていた。
そんなあたふたした状況なのに琢磨は玄関で冷静に待っていた。
「いっつも冷静にそこに立ってるけど、お前はちゃんと仕事してんのか?」
「悪いが、ちっさい事務所でやっているカウンセラーよりは仕事があると思うぞ」
皮肉を皮肉で返された。少しイラッとしながらいつもの流れで喫茶店に行くことにした。
 喫茶店につき、テーブルに座ると
「サイコパスの種って噂覚えているか?」と結構マジな顔で言ってきた。
「覚えているが、その噂がどうした。」と言い返す
「誰にも話していないんだが、この一連の事件はあの噂に関係すると思うんだ。」
本当にマジな顔をして、都市伝説的なことを言っている琢磨の顔がだんだん面白くなってきた。
「お前、完璧に馬鹿にしてるだろ。まぁバカにして当然か。俺もあの噂を馬鹿にしていた人間だからな。こんなこと警察で調べることもできないだろうし、協力してくれているお前なら調べてくれるだろうと思ってな。」
といって聞いたのですかさず
「俺も、ちょうど明日調べようと思ったんだ、だがちょっとこっちにもいろいろあってな」
「お前が話を聞いた人間がどんどんと死んでいるってことか?」意外なことに俺の悩んでいたことの一つを当ててしまった。
「堂華はお前のカウンセリングを受けてから、斉戸は事故について聞いてからころされた。
斉戸が加賀見の友達だったことを聞いてな、多分慎太も話を聞いたんだろうなって思ってさ。」まぁ斉戸と出会ったのは偶然だったんだがな、と思いながら話を聞いていた。
「それで、次の被害者は俺かお前になるとでも考えてるんだろ。安心しろ、処刑ピエロに拷問受けるほど俺はドMでもねーしお前もMじゃねーだろ」と笑いながら話した。
俺がもしドMだったらどうするんだよ、というツッコミはおいといて、なぜかとても
その言葉が頼もしく聞こえた。
可憐のことも悩んでいたが、どうせ警察に行っても無駄な気がしたのでいうのをやめた。
可憐の予言は少し外れたようだ。
確かに俺は絶望した、だが、その分希望も持てるようになった。

サイコパスの種 第一章 「処刑ピエロ」その6

ほんとに可憐ちゃんどうしたよwwと思った人多いと思います。
僕もその一人です。さてと、犯人は誰なんでしょうかね。
まだ出てないかもしれないし、もう出たかもしれませんよwwwwwww

ちなみに、今回の琢磨の最後の発言は自分的には気に入ってますww

サイコパスの種 第一章 「処刑ピエロ」その6

あなたはどんなものが怖いですか。幽霊?殺人鬼? ちなみに僕は、既に決まってしまっている運命が怖いですね。 今年、あなたは新しい恐怖を植えつけられる。 ってかっこつけた感じのものをコンセプトにお送りしております。

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • ホラー
  • 青年向け
更新日
登録日
2013-03-16

CC BY-NC-ND
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