顔
金朔×黒朔です。
金の一人称は"俺"
黒の一人称は"僕"
背中結合双生児KyKy
俺らは一生一緒や。
一緒やないと生きていかれへん。
離れたら、死んでしまうから。
俺、金と、双子の黒は、背中が繋がって生まれてきてもうた双子。
皮膚だけやなくて、よう分からんけど、
ヤバいとこまで繋がってもうてるから切り離せないんやて。
だから俺らは今まで、何をするにも一緒やった。
お互いのことは兄弟以上に好きやから、
そんなのは全然苦やない。
でもな、一つだけ、不幸なことがあんねん。
それは、お互いの顔を、一生見れへんこと。
黒のことは大好きやけど、俺は黒の顔を見たことがない。
双子やから、僕と同じ顔しとるやろうけど、
きっとどこか違うはず。
どんな顔しとるんやろなぁ、と、いつも思ってまうん。
黒への愛情が、執着に変わったのは、最近のこと。
何でいつも一緒におる俺が、一生黒の顔を見れへんねん。
何で黒は、俺の顔が見れへんのに、他の奴の顔は見れるん。
そんなんおかしいやんか。
ある日、いつものように二人で風呂に入り終わって、
そろそろ寝よか、と思っていた時。
「なあ黒、お前は俺とこんな身体に生まれてきて、辛いか?」
「…突然何やねん金ちゃん。僕は金ちゃんとずっと一緒におれて嬉しいで。
不自由なことも何も無いやん。」
「俺の顔を見れへんことは?」
「…え…?」
「せやから、俺らは一生一緒なんに、一生お互いの顔を見れへんやん。
それは、俺めっちゃ辛いねん。黒が見えてる世界が、憎らしくてしゃあないねん。」
見えへん黒の顔が、困惑に歪むのがなんとなく感じ取れた。
どうにもならんことを言うてるのは分かる。
でも、今までの思いが堰を切ったように溢れてきた。
「俺が見えてへん黒の顔を、他の奴が見てると思うと、腹立たしくてしゃあない。
お前は俺だけ見て、俺だけ感じてればええのに…。」
そう言うと俺は、黒の目を右手で塞いだ。
「、何…?金ちゃんどうしたん…?今日おかしいで…?なあ…」
黒の言葉を無視して、黒の下半身に左手を持っていく。
スウェットの上から、黒自身をなぞっていく。
「黒…俺だけ感じてや…俺以外、見たらアカン…俺だけを……」
「んぁ…金ちゃん、やめてぇや、あ…」
徐々に黒のチンコが反応していくのが分かる。
触れとる物の変化と、黒の可愛え声に、俺のズボンもテントを張ってきた。
「気持ちええか…?黒…俺のんも、触ってや…」
黒の右手を俺の自身に触らせる。
黒は恐る恐る俺のをスウェットの上から握る。
「…ん、気持ち、ええよぉ…金ちゃんの、も、堅くなっとる…ふぁっ…」
「、ぁっ、上手やで…黒…はぁっ、汚れてまうから、ズボンとパンツ、脱ごな?」
「ぅん…」
黒がズボンとパンツを脱いでるのに合わせて俺も脱ぐ。
勃ちあがったお互いのものが、正反対の方向を向いて蜜を垂らす。
「ほら、黒のもうこんなにぐしょぐしょやで…?えっちやな…」
「んあぁっ、言わんで…?金ちゃんだって、ガチガチ、やんかぁ…」
俺がいじめるように黒のチンコを弄ると、黒も負けじと俺のをしごいてくる。
「、ふっ…黒、ええよ…もっと俺を感じて、俺で感じてや…」
「ひぅ…ぁっ、金ちゃん…感じとるよ…金ちゃんも、僕を、感じて…?」
「…はぁっ、黒…俺、もうそろそろ、アカン…んんっ、」
「、あっ、はっ…僕、も、イッてまう…やぁ、も、駄目…」
「一緒にイこ…?な…?あ、黒…黒っ…!」
「んっ、あぁん、金ちゃん…あっ、ぁあああっ…!」
こんなに近くにおるのに、こんなに感じ合えるのに、
神様、どうして…?
顔