Star Night

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 今日は快晴だった。

いつもと変わらない朝だ。

一階からは朝食のいい匂いが漂っている。

「おはよう。今日はずいぶん早いのね。」

「うん。ちょっとね。」

「朝ごはん冷めないうちに食べなさいよ。」

「うん。」


「じゃあいってくるわね。」

 うちの母は朝早くから仕事があるため

私より早く仕事へ行く。

父は海外出張が多いためほとんど家にいない。

「さて食べますか。」

誰もいない家で独り言をつぶやきながら朝食を食べた。

 私は希望ヶ丘中学校一年二組

佐藤 希空子。

朝食を食べ、着替えや洗顔が終わったところで

登校時間ぴったりになっていた。

「さて行きますか。」

ここから学校まで一人で行けば十五分。

家の鍵を閉め、マフラーを首に巻きながら

家を出た。

 十五分はあっという間で、靴箱に靴を入れると、

一年の教室がある、三階へと

長い階段を上った。

 

Star Night

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  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-14

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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