修道士カドフェルについて
修道士カドフェルシリーズはエリス・ピーターズ著作の小説です。
修道士であるカドフェルが主人公で、殺人事件の謎を解くミステリーです。
イギリスでドラマも制作されており、サー・デレク・ジャコビがカドフェルを演じました。
余談ですが、ドラマ版カドフェルは日本語字幕付きのDVDコンプリートシリーズも出ているのですが、なんと4万円もします。
高すぎるのでイギリスのAmazonでDVDを買いました。
もちろん専用のプレーヤーが必要ですが私は持っています。
Yahoo!ショッピングで専用プレーヤー(リージョンフリー)を売っています。
3000円くらいです。
日本版を買うより全然安いです。
ちなみにこのDVDには英語字幕やフランス語字幕が付いてますが、残念ながら日本語字幕は付いてません。
シリーズは20冊以上出ています。
最初の作品は、 聖女の遺骨求む (A Morbid Taste for Bones)です。
これはドラマ版を見たあと小説を読みました。
カドフェルのドラマ版は大学のAVルームにあって、何回か借りたので、ほとんど見たことがあるはずです。
覚えていませんが…(笑)。
聖女の遺骨求むは、カドフェルの修道院で聖女をかかげたほうが信者が増えるという理由から聖女の遺骨探しをする課程で殺人事件が起こるという話です。
カドフェルは若い頃、十字軍に従軍して異国に行った経歴を持つイギリス人修道士です。
俗人というイメージが強いためか、修道院のエリート修道士から煙たがられていますが、出世に関係ない人々には慕われています。
カドフェルは修道院の農園を任されており、野菜を作ったり、薬を作ったりして奉仕しています。
野菜を作る性格からか、カドフェルはとても穏やかでめったに怒りませんし、優しいです。
おおらかです。
昔十字軍にいた兵士であることに贖罪の意識を抱いているカドフェルは殺人などの事件に厳しいです。
兵士として人を殺したりしたからだと思われます。
異国で薬の知識を得たカドフェルは、異国から植物の種を持ち帰って栽培しました。
そしていまの菜園ができたのです。
聖女の遺骨求むでは、教会の動きに対してカドフェルがあまりよく思っていないことがわかります。
また男女の恋愛に関して、俗世間が長かったカドフェルは恋愛に対して寛容ですが、修道院では恋愛は厳禁なのでとても厳しいです。
そこでもカドフェルと修道院との対立があります。
その辺が見所だと思います。
修道士カドフェルについて