ソメイヨシノ
著者の海です。
マイペースでゆっくりとですが
気長に更新していきます∩゚ω゚∩
みなさんに読んでいただけたら幸いです。
では、次から本編になります∩゚ω゚∩
視線
初めて見たとき、息がとまるかと思った
どこか寂しげな横顔に。
消えてしまいそうな瞳に。
その時からきっと俺は
君に惹かれていたのかな?
でも君の視線のさきには……
別にその日は、特別な日でもなんでもなかった。
4月も半ばに差し掛かって
桜がちょうど散り始めた…そんな日。
だけど俺と君は…咲希は出逢ったわけで。
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高校2年になって二週間ちょい。
別につまらなくはない。
仲いい奴らに囲まれて、そこそこに充実だってしてる。
だけど、何かが物足りない気がしてた。
その日は学校も午前中に終わり、友達は遊びいくとか騒いでた。
気乗りしなかった俺は断って
そのへんの公園とかを一人で歩いてた。
その公園の奥には、大きな桜の木があって。
満開の時期も過ぎて花びらも舞い散り始めてた。
近付いてみると制服を着た女の子が1人立っていた。
興味本位で。そう。ほんとにそれだけだったんだ。
俺はその女の子に近付いてみた。
ソメイヨシノ