別れの言葉
心の中でさよならを言うのは寂しいな。
旅立つ君に口にさようならを言うのはあまりに辛いので
「ただいま」がない、「いってらっしゃい」を繰り返し言います。
「グッドラック」と手を振ります。
出しもしない手紙を書くと約束します。
どっかで生きていれば また会える気がします。
元気でやってるかと時々都合よく思い出します。
今の時代はあまりに簡単に繋がりすぎで
大切にすることを忘れてしまう。
手元にある機械で、いつまでも繋がってるような錯覚に陥ります。
いったいいくつのさよならを超えてきただろうか。計り知れない。
何度も「さよならこそが人生」って言葉がよぎります。
しかし、本当に別れの意味での「さようなら」って言葉を
面と向かって使った経験が見当たらない。
本当の「さようなら」は
心の中で自分に言い聞かせるための言葉。
別れの言葉