卒業の日。

卒業の日。

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最後の練習。

「今別れの時~」
「私たちは旅立ちます。」
私の名前は岩城真穂(いわきまほ)。
明日で卒業の小学6年生。
そう今は、卒業式の練習中。
みんな、「同じ中学校だねー」って。
でも私には、そんな友達居ない。
一緒の中学校行こうって話してたともだちも、皆いる方の中学に。
でも、残りの時間何はできるだろう?
って考えた。
友達にみんなで手紙を書いて渡した。
私もそう言うのはほしかった。
でも、皆と離れるから、みんなに書いてもらうことになる。
迷惑をかける。
作品袋くらいって思ったけど、
嫌がる人もいた。

それだけ嫌われているのだ。
私は、どっちかと言えば嫌われ者だ。
仲良くしてくれてるのはごく1部の女子。
仲良くしてくれる子も私のことは嫌いだろう。
でも仲良くしてくれてるだけで嬉しかった。
今隣にいる女の子もその一人、
河本愛優(かわもとあゆ)だ。
かみは茶色にそめていて可愛い。
一瞬ギャル?と思うだろう。
でも名前の通り、愛があって優しい。
凄くモテる。
あゆにみんなで手紙を書いた。
みんな快く引き受けてくれた。
そんなことを考えてる間に先生の話になっていた。
「明日は本番です。きをひきしめていきましょう」と話は終わり、
退場した。
「やっとおわったねー」って嬉しそうに言うあゆ。
「そうだねー」って嘘をつく。
そんな自分が情けなくて、
申し訳なかった。

卒業の日。

読んでくれた方、
ありがとうございました。

卒業の日。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-10

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