卒業の日。(2)

卒業の日。(2)

卒業間近の悲しい私の思いを
描きました。

よみがえる思い出

私は一人で教室に足早に帰っていった。
今までのよみがえってくる思い出を見返した。

1年生。初めての遠足。熱が出て休んだあのひ。
初めて6年生のペアと出会い、
繋いでくれた手。
ずっとはなしたくなかった。

2年生。新一年生がきて、学校探検をしたあの日。
初めての遠足。お弁当が凄く美味しく感じた。

3年生。小学年から中学年になって
はしゃいでたあの日。

4年生。二分の一成人式で、
成長を喜び、初めて母に書いたてがみ。

5年生。高学年になり、初めてやった
委員会。
学校の役に立てた気がして嬉しかった。

そして、最高学年6年生。
今までで一番の壁を乗り越えられるか
不安な自分がいた。
そんな自分が情けなかった。

卒業の日。(2)

読んで下さり、ありがとうございます。

卒業の日。(2)

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-10

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted