イダテン同盟4

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 今日はカオルの誕生日だ。アキヒと、カイトは誕生日サプライズをする事にした。
「俺すっげェー良いこと考えた。」
カイトが言った。
「おお、どんなの?」
と、アキヒト。
「放課後、教室に夕日が差すとき、カオルを呼び出す。」
カイトが、話を話始めた。
「そして、お前がこう言うんだ。《ずっと前から思ってたんだ、カオル・・・誕生日おめでとう!》そこでみんなが来て、おめでとうを言うんだ」
カイトのはなしが終わった。
「おいおい、それ、絶対に誤解されるだろ」
アキヒトが言った。
「どんな誤解だし」
と、カイト。
 そして、翌日カオルを呼び出すことにした。
「君に話があるんだ・・・今日しかいえない話だ、カオル・・・」
放課後の教室で、二人きりになった時だった。
「ごめん・・・今日、用事があるんだ」
カオルが言った。
「ええっ?」
と、アキヒト。
そう言ってカオルは出て行った。
「振られたみたいじゃないか」
アキヒトが言った。しかし、カオルは
「話って何だったんだろう?」
と、赤くなっていた。
 家についてアキヒトと、カイトは
「ああっーダメだった」
アキヒトが言った。
「本当の意味で《今日しかいえない話》だったのにな」

イダテン同盟4

この話は少しだけ事実をもとにした話です。

イダテン同盟4

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-08

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