君と恋の行方…
初めて私は恋をしましたー…
『莉愛おっはよー!』
その明るい彼女は私の肩を叩いてきた
『ふぇ…?』
と私は振り返り彼女の方を見た
『りぃ~あ~っ!』
するといきなり背後から抱きしめられてしまった
『ち、ちょっと…なにするのっ』
『だってさ~?莉愛中々笑わないんだもんっ』
それを聞いて私はため息をついた
『私は…』
『どしたのー?莉愛?』
『えっ…?ううん何でもないっ』
私は笑いたくても笑えないの――………
『んじゃっいこいこっ!』
『う、うん!』
そうして走って学校へ、向かった
「あ…あのっ!」
いきなり背後から男の声が聞こえたので振り返った
『どうしたの?君』
と、花菜がその少年に声をかけた
「ぼ、僕っ莉愛さんが好きなんです!」
と顔を真っ赤にして言われたので私は…
『あの…何かのばつゲーム…?』
「ち、違いますっ!僕は、猪原夕闇は春風莉愛さんが好きなんですっ…!」
何故か信じられなかった…笑えない私のどこがいいのか…
『ごめんなさい…私は恋しないので』
私と居ても君は幸せになれないよ―…
「ぼ、ぼぼ僕は諦めませんからっ!
と言ってその場を去っていった
『莉愛朝から告白なんてずるいぞー!』
『本気なわけないよ…ほら早くいこっ』
『はいはーいっ!』
これから私がどうなるかわからない未来に走る気がした―――……
君と恋の行方…