イダテン同盟2

イダテン同盟2

「おいっ」
そう言って、いじめっ子たちがイオンの靴を蹴飛ばした。
 靴は空に飛んだり、いじめっ子に取られたりしている。
 この調子だと、いつまでたってもイオンに靴は帰ってこない。
「パスだ」
いじめっ子の1人は仲間にパスをしようとした。
 その時だった。
パシィ
この争いの中に入ってきたのは
「アキヒト!」
アキヒトだ。彼は小さいときからサッカーをしている。いじめっ子とは、スピードがちがうのだ。
「カイト!」
と、アキヒトがカイトにパスをした。
「イオン、こっちだ!」
そう言ってカイトが蹴飛ばした靴は見事に、イオンに戻った。
「もう取られるな」
アキヒトが言った。
「サッカーって、凄いな」
イオンが言った。

イダテン同盟2

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-06

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