チュウニ時代駄作品集
答え
私は私がわからない
どうしてどうしてどうして?
なんでなんでなんで?
私はどうしてこうなんだろう
私はどうしてこんななんだろう
いつもいつも疑問ばっかり
方程式なんて知らない
イコールなんかで結びつかない
私はずっと探してる
私だけの方程式
きっとそれはありえなくて
きっとそれはとんちんかんで
きっとそれは私には解けなくて
きっとそれは誰にも解けなくて
私だけの方程式
そんなたいしたものじゃない
ただの字のつながり
鉛筆の芯が描いた絵
きっときっときっと
ただの絵が何かに見えてくるはず
いつかいつかいつか
わたしのことわかってあげて
今はただノートにかきなぐる絵かもしれない
だけどきっといつか
私を見つけ出せる
答えなんてけっこうそんなものだ
まわるまわる
くるくるくるくる
まわるまわる
いつかとまる
フラフラしちゃうから
バランスが取れなくなって
自分から止まる
うん今回はけっこうがんばった
続けて回れたいったん休もう
そしてまたまわろう
くるくるくるくる
目を閉じてみたり
スカートをはいてみたり
寝っころがって転がってみたり
まわるまわる
なんでまわってるの
地球だって
たまごだって
そーっと気を付ければ
まわる
たくさん命がある
たまごだって小さな命がある
玉子焼きにして食べちゃうけど
でもみんなみんなまわってる
角をけずってまわる
丸いからまわる
まわるまわる
よし
そう言って私も
まわるまわる世界とともに
くるくるくるくる
まわるまわる
時間(タイムイズマネー)
時間がない
最近の口癖
実際にはそこまでハードな人生送ってない
それでも
なぜかどこかで焦っている
いつもぐうたらしてるのに
今までいつもやってきたものを
つないでいた線がぷつんと
切れてしまったようだ
なんだか、まあいいや
と思ってしまう
そこまで頑張らなくていい
今まで頑張ってきたじゃないか
最初は単なる休憩だった
すぐまた頑張ろうと思っていたのに
一度電源を切ってしまって
なかなか元のように再起動してくれない
今までのセーブデータが吹っ飛んでしまった
あの古いゲームのように
シャキッと目覚めない朝の
もやもや感が私を取り巻いて
顔を洗うか
また寝るか
結局私は時間の中で迷っていた
伝えて、伝えた、伝わった?
言葉というものを
文字というものを
映像というものを
音楽というものを
感情を出すことを
知らなかったのならばどれだけ
よかったのか、悪かったのか
人はもどかしい
たくさん、自分の気持ち
伝えるための方法があるのに
うまく伝えられずに
うまく伝わらずに
どうしようもなく、通り過ぎようとする
知らずに
知っていても
知らんぷりをして
知ることもできずに
知ってはいけない気がして
自分のことちゃんと知りたい
相手に伝えられたらいい
相手のことちゃんと知りたい
私が分かってあげたらいい
わたしとあなたの
あなたとわたしを
最後のページ
いろいろ道に入って行って
どこまで来たかわからない
結局私迷っていた
どんどん進んで行って
どこに行くかもわからない
結局私見えてなかった
だんだん残りが少なくなって
どこかに行きつきそう
だからやっぱり私怖かった
そこが終わり
そこで終わりと知っている
だからやっぱり私生きていた
だから必ずある最後のページ
大切に使おう
理想の私
目の前に私がいる
そっくりさんじゃない
「私」だ
でもその「私」は・・・
胸を張って目をちゃんと開いて私を見てる
わたしにはできない力強い目で
まるでどこかで会ったことがあるかのように
白い世界のど真ん中に二人はいた。ただずっと立っている
一人は私。もう一人は理想の「私」
でも私は理想は叶わないと思っている
自分に言い聞かす夢見がちだな現実を見ろ
それでも私は夢を見る
それは叶えることなできない
ただの夢、ただの妄想
瞬間、もう一人の「私」は悲しい顔をして消えた
黒い世界に一人になった私
私は起きた。現実。うるさい足音が聞こえる。いつもの朝。今日は起こされてないけど・・・
私は思う「私」のことを
私は夢を見る
それは叶えることのできない_____
私の箱
人はね誰かを箱に入れるんだよ
人はね誰かに箱に入れられるんだよ
それは
大きかったり小さくて狭かったり
窓があったなかったり
簡単に開いたり壊れやすかったり
分厚い壁だったりただの薄っぺらい透明のカーテンだったり
目に見えたり見えなかったり
触れたり触れなかったり
痛かったり痛くなかったり
怖かったり怖くなかったり
うれしかったりうれしくなかったり
する・・・とにかくいろいろ
私の箱
一番私に近い箱はね、私の周りを囲むくらいしかない
ちょっと狭いけどだいしょうぶ
そして壁がすごく高い
でも真上を見上げると正方形の窓がある
青い空がみえてる
そこで体育座りで紙とペンを持ってる私
真っ白な紙真っ黒なペン
何をかいたらいいんだろう
でも誰にもかけなんていわれてないしな
時計もない
私はそこから出ない
鍵は私のお尻のポケットにつぶされているだけで簡単に開くのに
そうして私は箱の中にいる
それは
私が私を入れた箱
see you again
またあした
私の好きな言葉の一つ
また会えたらいいな
さようならよりまた会いましょう
やわらかい風が抜ける春も
てりつける陽が眩しい夏も
よぞらの月が綺麗な秋も
しんしんと雪が光る冬も
あなたに会いたい
Dear
○○○○
7/9
結局何をしたかったんだろう
いつもいつも
別に死にたかったわけじゃない
ただ思っただけだった
こうしたら死ねるのかなって
疲れたなあ、疲れた
みんなが悪いわけじゃない
せんせいが悪いわけじゃない
がっこうが悪いわけじゃない
おやが悪いわけじゃない
せかいが悪いわけじゃない
私が悪い
わたしがいけないんだ
なにかから逃げ出したいのも
なにかと会うのも
なにかと合うのも
好きになるのも嫌いになるのも
怖いと思うのも不安になるのも
楽しむのも元気に遊ぶのも
なにかを考えるのも
なにもない
それは私が望んだこと
なにもない
それはなに?
それは死
○○○○
7/9
わたしはこの想像も空想も妄想も
嘘も約束も役割も全部
そんなもんからぜんぶ
逃げたかったのかな?
たのしかったのにおもしろかったのにうれしかったのにあったかかったのに
明日、またあした
また、また_?
なんだか疲れちゃったよ
○○○○
8/5
私は結局生きてる
死んでも生きても
わたしにはきっと勇気なんてものがなかったんだよ
生きる勇気がないから死のうとしたのに、死ぬ勇気もありませんでした
だから何もできやしなかった
だからいつも思うだけ
誰でもくる最期の日を
きっと誰かのいたずらで
きっと何かの手違いで
きっと偶然の重なりで
きっと小さな小さなミスで
一瞬で終わっちゃうのかもしれないな
苦しむかもしれないし
悲しくなるかもしれないし
怖くなるかもしれないし
泣きじゃくるかもしれない
終わったら終わっちゃう
私の意志はなくなる
考えなくなる、こんなことも
ただの終わり
チュウニ時代駄作品集