デクスター

海外ドラマ、デクスターをオススメします。
このドラマはすごく複雑な構造をしていて、見ている側も引き込まれる作りになってます。
特に自分を偽善的に感じてる人が見ると気持ちがわかるかなと思います。

主人公は警察の鑑識の血液分析官です。
血液の飛散パターンなどを分析して銃をどこから撃ったとか、どういう角度で殴られたかなどを分析する役です。
とっても良い人を演じています。
なぜなら、まわりに馴染む、溶け込むには良い人であることと義父に教えこまれたからです。
ドーナツを同僚に買っていってふるまって、にこにこして笑っているような人を演じてます。

その裏の顔は連続殺人犯です。
夜になると悪者を狩ります。
警察のデータを利用して、裁かれなかった悪者を調べ、本人に自白させてから成敗します。
その後はむごいですが、海に捨てるためにバラバラに解体します。
自前のボートで沖に出てから遺体を捨てます。

なぜ共感するのかというと、偽善者を演じているからです。
みんなによく思われたいという心があり、周りの人間には良い人と思われています。
それがすごく共感します。
ただ主人公デクスターには罪悪感はありません。
犯罪を犯していますが、それは世の中のためだと思っています。
そうやって自我を保っています。
シーズンを追う毎にだんだん状況が変わってきますが、シーズン最初の頃はそうです。

警察署の同僚でデクスターのことを敵視している年配の刑事がひとりいます。
デクスターのことを疑っているのは彼だけです。
デクスターはすごく良い人の振りをしているのに不思議です。
なぜわかるのでしょうか?
最初は気にくわないとか言ってきますが、だんだんエスカレートしてきて、お前は人を殺せるとかいろいろ言ってきて面倒です。
ストーカーになったりします。

ただデクスターの部署の部長の女性がデクスターをすごく気に入っていて、いつもストップをかけてくれます。
うまく騙されてて笑えます。
デクスターは私に気があるとか、わけわからないことを言ってるので本当に笑えます。

同じ警察署にはデクスターの義理の妹がいます。
彼女はデクスターの本性を知りません。
ですが家族なのでデクスターも彼女に嘘をついていることは後悔しています。
決して本当のことは言えませんが。

いまシーズン5を見ています。
ここまでくると最初の設定が変わってきてますが、おもしろさは健在です。
皆(仲間)に知られずにどこまで生き残れるのか。
ある意味サバイバーなデクスターです。
いまでは奥さんと子どもまで(!)いるんですよ~。
だんだん複雑になってきてますね。

デクスター

デクスター

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-05

Copyrighted
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