新世界戦記~SOLDIERZ~ キャラクター設定
キャラクター設定等
15th・SOLDIERZ
フォーミュラー第666特別工作戦術部メンバーリスト
NO.1 兼戦術部統括 シュナイゼン・ビル・ファレッジ
NO.2 工作員 ウィル・ハワー
NO.3 工作員 マリア・トワレ・シュタイナー
NO.4 特別工作員 戦闘型番四式「無」(フィーネ)
NO.5 工作員 デュラハン・ラインネル
NO.6 工作員 ジャン・ブレイン・バーレス
NO.7 工作員 バーレイ・ベルモンド
NO.8 特別防衛工作員 ゼルディオス・グレファー
NO.9 特別工作員兼科学者 ミレイナ・エルレイン・ジャクレイ
NO.10 特別解体工作員 アンドレイ・リュクセル
NO.11 工作員 ラグラス・リーウェイ
NO.12 特別諜報工作員 クローディア・ゲイン・ファレッジ
NO.13 工作員 マックス・ウィック・ディーン
NO.14 工作員 グリーヴァ・ドリディア
NO.15 工作員 ユウ・フロウレル
・シュナイゼン・ビル・ファレッジ:両家の跡取りとして生まれた彼は、幼いころから英才教育を受け、剣技にも磨きをかけていた。しかしある日、政府と関係を持つファレッジ家は、テロリスト達の粛清の対象となってしまう。家は炎に包まれ、両親は殺害され、妹のクローディアと二人生き残る形となった。両親・家・財産・、手にしていた筈の未来は根こそぎ奪われ、残ったのは幼い妹ただ一人であった。しかし、彼は決して誰も憎むことなく前向きに生きて行くことを決意する。その後遠縁の親戚の家などに厄介となり9歳の時に軍への入隊を決意。その後軍属の学校の適性試験にて魔力適性を認められ、フォーミュラーの養成学校に入学とされる。その後養成学校へ入学。僅か4年という短い期間で養成学校を首席で卒業し、配属された部隊でも、生まれ持った戦闘能力と分析力で度々戦果を上げていく。その後僅か9年の間に部隊長・大隊長・司令官を務めあげ、新設された極秘部署の統括を任されるまでになった。悲惨な過去を持ちながらも、決して屈折する事のない彼は、自分自身の経験を経て今の世界をよりよい方向へと変えていくことを決意し、世界と共にあり続け、世界のために戦う事を胸に秘める。戦闘での彼の姿を知る者はあまりおらず、謎に包まれた雰囲気を持つ美青年だが、性格は明るく社交的、趣味は部隊員へのいたずらという変わった人物。しかし隊員達からの信頼は厚く、ユウからは兄のように慕われており、本人もユウの事を気にかけている。時には父や兄の様にユウを見守り、彼に悟らせる様に助言をする人物で、ユウに与えた影響力は計り知れない。
・ウィル・ハワー:666のNO.2であり、実力も功績も十分な人物。元々はフォーミュラーの狙撃部隊に所属し、同隊で実績を認められ隊長へと昇進した。シュナイゼンの部隊と演習を重ねる中で彼を友人として認め、互いに成長し合う様になった。部隊長時代からの友人で歳は彼より一つ上。友人として仲はいい模様。しかしときどき彼からの悪戯にはホトホト呆れており、もう注意する気力も無い様子。部隊のご意見番的存在で、隊員たちの良き話し相手だが、主に長期任務で出払っているため、任務から帰ってくれば隊員達(特にマリアのユウについての話)の相談と常に忙しい人である。軽口を叩いたり隊員達の冗談に突っ込んだりと、色々な立ち位置で話す事が出来きる器用人。戦闘では持ち前の銃の腕前から百発百中。(ユウに銃技を教えたこともある。)またたしなむ程度で飲酒やたまに煙草を吸う。
・マリア・トワレ・シュタイナー:部隊の中でも一際明るい彼女は、17歳とは思えないほど小さく華奢に見える。が、類稀なる怪力を持ち、自身の扱う大型サイス:ダイダロスの重量は250kg。その超重量を片手で軽く振りまわす事が出来る。明るく派手な見た目とは裏腹に、住んでいた街を焼き払われ、街の人間は彼女を残し皆殺しにあい、親友さえも目の前で殺されたという過去を持つ。その後軍に保護されたのちにフォーミュラーに参加し、もう二度と悲劇を起こさせないと胸に誓った彼女の行く手を阻む者はいない。魔力を開放したダイダロスを振れば、たちまち大波を起こし激流の力で何もかも飲み込んでいく力を発揮する。同じ部隊の隊員であるユウ・フロウレルに対し恋愛感情を持っているようで、彼と出会った際には猛烈なアタックをするも、当の本人からは相手にされないことを日々悩み恋する乙女である。
・戦闘型番四式:詳細は不明。普段は統括のみ入室の許された制御区画で封印されている。
・デュラハン・ラインネル:生粋の戦闘主義で、今は亡き師と自分の力に誇りを持っている。物腰は柔らかく、誰に対しても冷静に優しく接する人物である。しかし、戦闘になれば修羅の如き強さを発揮し、敵に対して容赦はしない等の攻撃的な一面も併せ持つ。二本に分離させることができる槍:ザライトニングソルを使い、あらゆる任務をこなす。武の道と自分の生き方を示してくれた師からの教えを忠実に守り大切に思っている。師からもらった髪結いで茶色い長髪を後ろで括ったのが特徴の青年。
・ジャン・ブレイン・バーレス:元は暗殺組織の重役だったが、フォーミュラーとの全面交戦に際し、組織は壊滅。彼も命を断とうとしたがシュナイゼンに命を救われ、彼のために戦うことを決意した。組織の時代からナイフを使うのを得意とし、音も無く相手を倒す暗殺術に関しては右に出る者はいない。黒のサングラスを愛用し常に着用している。それ故に彼の素顔を見た者は部隊の中でもシュナイゼンとウィルだけである。口数が多い方ではないが他の隊員達に対して、それぞれに尊敬する部分があるとして皆に一目置いている。特にシュナイゼンに対しては自らを犠牲にしてでも守りきるという覚悟を持っており、その想いが消える事は無い。魔力を宿している事は組織時代では知らず、フォーミュラーにて発覚した。
・バーレイ・ベルモンド:己の格闘技に絶大な自信を持ち、フォーミュラーのコマンドー部隊に所属していた。抜きん出たその力を買われ、666へと転属。爆砕籠手:グランディアスを受領し任務をこなす。型にとらわれない彼の戦闘術は相手を圧倒し、ときに味方を驚かせることがある。性格は明るく快活で元気が一番。誰にでも子供の様に興味を持ち、仲良くなろうとする。そのためユウからは「虫も殺さないような顔をして人を殺す男」と言われたこともある。常に笑顔を絶やさないその性格は、両親の死という悲惨な光景を目の当たりにした幼少時代のトラウマが原因であり、他者との関わり合いで気を紛らわし、笑う事で現実を忘れようとしていた名残である。現在は両親の死を乗り越え「自分という存在を糧に誰かがどこかで笑っていればそれが一番いい」と考えている。666の中で数少ないムードメーカーの一人であり、統括曰く「彼がいなければココは毎日曇り空だね」ということらしい。
・ゼルディオス・グレファー:大柄な体格の隊員で、見た目も中身も厳格な人物。任務以外では口数も少ないが、一対一であれば普通にしゃべる模様。他の隊員達の倍以上の魔力を持っており底切れが無い。体力、筋力にも恵まれており、歩く防壁と呼ばれる人物である。武器は戦闘時に肘・膝・胸にある端末から生成される特殊アーマー:シュバリオン。全身に武器を内蔵しており、絶大な火力を有する。しかし全ての武器を一度に使用することはできないという能力上の制約があり、共用できる武器にも組み合わせが存在する等、扱いの難しい武器である。普段はアーマロン製の強固な装甲から繰り出される打撃とナイフでの戦闘が多い。隊員一の火力を有し、基地の有事には最前線で防衛線を張る事を許可されている。なおNO.10のアンドレイとは任務でコンビを組んでいる。
・ミレイナ・エルレイン・ジャクレイ:666部署の科学者であり、さらに任務の拒否権を唯一持っている人物でもある。(しかし統括の持つ特別任務発令権限よりも下の権利であり全ての任務を拒否することはできない。また任務を拒否するのには「任務の重要性」と「彼女自身の必要性」を考慮し、進めている研究との重要性を比較されたうえで最終的にシュナイゼンが判断する。)ユウやクローディアとは付き合いが長く、彼らが養護施設に入ってきたときから何かと気にかけている。彼に絡むのはしょっちゅうで、本人曰く「アイシテル」らしい。単に遊んでいるだけなのかは定かでないないが、一応幼少時代は負傷などをしたユウを心配していたらしい。ユウやクローディアよりも3歳年上で養成学校の先輩に当たる。養成学校で知り合ったジュノウという婚約者がいたが任務中に戦死しており、そのショックから一時期は自暴自棄になっていたが、ユウに励まされ彼女自身も悲しみを乗り越え現場復帰、自身の開発した兵器の能力を最前線で実験できるからという理由で、ユウと共に666への転属を決めた。同じ部署になったのもあってか、ユウに色々と開発した兵器を手渡し、実験の手伝いをしてもらっている。語尾に「~よん」というしゃべり方が特徴的なおねえさん。
・アンドレイ・リュクセル:ゼルディオスとコンビを組む相方。基本的には単独で動く者が多い666部署では唯一、大型の敵拠点を攻撃する際にコンビでの出動がある。二人は訓練時代からの仲で、ゼルディオスが多言になる数少ない人物。戦闘中は性格が好戦的になりよく叫ぶようになるという特異な精神を持つが、普段は割とおとなしい性格をしている。豹変しても理性を失う訳ではなく連携には支障はないようである。なお大鋸の鞘を足に装着しているが、魔力を注ぐ本体は鞘の方で、大鋸は強力ではあるがアーマロン製の普通の武器である。削岩した物体が眼に入らない様に戦闘の際は透明なゴーグルを掛ける。ゴーグルは彼の愛用品であり、いくつか種類がある模様。
・ラグラス・リーウェイ:隊員の中でも特に身軽で、軽快な動きを得意とし、それを生かした戦闘スタイルが持ち味。元は盗賊団の首領であった経歴を持ち、組織全体がフォーミュラーに引き抜かれ、盗賊団であった経験をもとに皆特別な部隊の隊員として活動している。性格は狡猾、近寄りがたい雰囲気を持つが他の隊員とは特に仲が悪いという訳ではない様子。但し任務の際には敵を騙すことに悪意を持たず、平然と騙し打ちなどもやってのける人物である。そのため部隊発足当時は仲間内から疑念を持たれてしまっていたようであるが、本人はフォーミュラーを気に入っており裏切る気は全くないらしい。育ちのせいか発想が歪曲しており、時々毒づいてしまう。ユウとは割と仲がいいらしく、顔を合わせれば軽い冗談を言い合う模様。
・クローディア・ゲイン・ファレッジ:シュナイゼン統括の実の妹で、ユウとは同じ時期に施設に入った同郷。シュナイゼンと同じく美しい金の髪を持ち、容姿端麗で戦闘訓練時も2位の成績だが1位のユウとは成績を大きく離されており、本人も当時はその事をかなり気にしていた。訓練課程終了後は工作部の諜報偵察課に配属されたが、本人はその配属に多少不満を持っていたが、その諜報能力は一際抜きん出ていた。後に実兄であるシュナイゼンから誘いを受け666へと転属、そこでユウとも再会を果たす。性格は冷静で物静か、知的な雰囲気を醸し出すが、とっつきにくいわけではなく、ユウとは違い社交的で誰とでも仲良くなれる常識人。実は未だに両親の死を受け入れられないでいる心の弱い自分に日々悩む。逆境に負けない兄やユウを尊敬し、二人の力になる事を願い任務をこなす。彼女の武器は生物のようにしなやかな翼:イカロス。通常状態で飛行もでき、情報収集や偵察などを主な任務としている。魔力を開放すれば光の鎧がイカロスを包み、音速での飛行も可能となる。発射した翼に光を纏わせ威力と速度を向上させることもでき、その翼に触れればたちまち切り裂かれ、守りに転じれば全身360度からの同時攻撃にも対応できる。趣味は料理で腕前の程は、滅多に褒めないユウに「うまい」と言わせるほど。
・マックス・ウィック・ディーン:自身の乗っていた愛バイクのパーツを使って生み出された可変大型バイク:バルドラをこよなく愛し、速さを追い求める隊員。昔は唯走るだけで満足していたが、フォーミュラーの遊撃バイク部隊の存在を知り入隊。持ち前のテクニックでたちまちトップライダーの地位を確立するが、親友が任務の際に命を落としたのを最後に彼の心は止まってしまう・・・。666への転属の話が来た時も当初は断る予定だったが、部隊のもう一人の友の後押しと激励で目が覚め、自分は過去を振り返らず、前を突き進むことに専念することを決めた。戦闘時には、バイクに乗っての格闘戦闘と、変形したバイクを振り回し、バルドラに装備されたミサイルやマシンガンを使って戦う。
・グリーヴァ・ドリディア:どんな任務でもそつなくこなすことができる器用人。内向的な性格で、666では一番経験が浅い新人。特別な能力を持ち戦闘能力も高いのだが、性格が災いしてかイマイチ押しが弱く、一つ年下のマリアにも敬語を使う。そのため他の隊員からも日頃から自信を持てと言われている。通常扱える魔力の属性は一つか二つが限度だが、グリーヴァは「鋼・跳躍・透視・分身・反射」の五種類に魔力の性質を変化させる事ができる。「鋼」は攻防一体剣:ジャスベルの硬度を上げることができ、刀身にコーティングすれば、ダイヤモンドさえもバターのようにカットできる。「跳躍」は脚部の運動能力を格段に上昇させ、最大30mもジャンプすることができる。「透視」は視力を刺激し建物や危険物の中を透かして見ることができる。しかしこの能力には制限時間があり、集中のために動きながらでは使えない。体力の消費も激しいため次の発動までのインターバルも存在するという欠点を持つ。「分身」は文字通り自身の分身を作りだす、分身には攻撃力は無いものの撹乱の面で非常に役に立つ。「反射」はジャスベルの盾の能力をさらに発展させ、銃弾などの飛び道具を跳ね返し、放った相手の元まで跳ねかえす。そればかりか、斬りかかってきた相手の斬撃までも跳ねかえすことが可能。
・ユウ・フロウレル:作品全体の主人公で、666部署の若きエース。与えられた任務を確実にこなし、任務中は一切の感情を捨て去って行動することから「氷雪」の異名を轟かせる。その性格は気難しく、激しいまでの人間嫌い。下品な行動・言動を嫌悪し潔癖症。特に自分から他者に話しかけたりはせず、相手が話しかけてきたときのみ対応する。(但し対応といってもユウは一言返しをする程度。)男性はもちろん女性に対しても思った事をそのまま発言するタイプ。(この性格が災いし、養成学校時代はケンカに発展することも多かった。ちなみにユウは負けた事が無く、逆に相手を病院送りにすることもしばしば…)普段から口数の少ない彼は、幼いころに犯した罪を引きずって今も心は闇の中にある。他人を信用せず、他者との個人的な接触を極端に嫌う。あまり感情を表に出さない人物で任務のためならば人殺しを何とも思わない。それには過去の経験が影響しているようである。過酷な幼少期を過ごしており、非常な世界と己の無力さの中で絶望に打ちひしがれたユウは、抜け殻のように彷徨っていたところを軍に保護され、フォーミュラーの養護施設に預けられた。8歳で養成学校に入学するも、彼の性格上たびたび問題を起こし、次第に一人浮いた存在になっていった。学校内での成績は常に一位で13歳の時点でクローディアとともに18歳で卒業する筈の養成学校を卒業、そのまま軍属となる。その後一年間の訓練時代では同期の中(といってもユウとクローディアは5歳下)でも群を抜いており、TOP2のクローディアを離してTOP1だった。その功績から「神童」と呼ばれ、新たに創設された強襲部隊「ハイエナ隊」の部署で、いきなり副隊長に任命されるほどの異例となった。しかし初任務の際にユウ以外を残し隊員は全滅(任務の際に内通者が存在し、ユウによってその場で粛清された。)、部隊はその後解体となり副隊長の座も解任されることとなる。その後は一定の部署に所属せず厳しい戦場などの打開策として各地の戦闘で功績を上げることになる。(一定の部隊に所属していないのは、彼の性格が大きく反映されているようで軍の上層部には悪評が絶えなかったという。しかし戦闘能力の高さを評価されこの扱いになった。)いつしか戦闘中は、唯人を殺すことだけを考えるようにまでなるも、心の中の虚無感は拭えないまま各地での任務をこなす。数年後、養護施設にいた頃から親交のあったシュナイゼンの誘いを受け、ミレイナとともに魔力所持者のみを集めた特殊部隊666へ転属し、自分を救ってくれたシュナイゼンのために働く事を決意。そこでかつての同郷であるクローディアとも再会する。シュナイゼンと同様世界のための戦いを開始する。なお666部署への転属が決まったこの頃から彼の性格に一部変化が見られ、同じ部署で働くシュナイゼン以外の13人に対しても普通に接するように心掛けているらしい。しかし、未だに「任務のための犠牲や虐殺」に対しては無感情の様で、まだまだ人格形成に問題の多い人物である。戦闘の際は華麗な対術と高速の剣技を以って対象を瞬殺する。愛刀の雪月花は触れるものすべてを切り裂く狂刀であり、その太刀筋にはユウの心が強く反映されている。統括であるシュナイゼンに対し絶対の忠誠心を持ち、彼の障害となる行為や考え等を持つ者に対しては容赦のない行動をとる。口数が少なく人間嫌いの彼でも、シュナイゼンとはかなりまともに会話し冗談も言い合う仲。また幼少のころから知っているからなのかクローディアとも普通に会話する。(そのせいでマリアはクローディアに対して少々嫉妬気味。)ちなみにディブ・マックウェルという自作の偽名を持つ。
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