まっかなまっかな


まっかなまっかなおひさまが沈む


しらないうちに暗くなっていた



まんまるのおひさまがいなくなる


しらないうちに暗くなっていた



まどのそとがまっかに染まる


しらないうちに暗くなっていた



しらないうちに暗くなっていた


いつもそうして一日の終わりが近いことに焦る

もう終わり

今日も終わり



終わりは怖い

終わりそうなのは怖い

最後のページは怖い

なくなるのは怖い

もう次のページはないのだ


まっかなおひさまの光がだんだんと消えていく

世界を照らしたその光が終わっていく

グラデーションがきれいだ

ほどなくして世界は闇に包まれる



色が消えてしまうのは

なんだか怖い


黒じゃないのだ

光がないのだ


そのことに気づいたとき


夜が怖くなった



そして夜よりも

まっかなまっかな世界の方が怖くなった



きれいだ

きれいなものは怖い


この世はどうして、こう



どうして



こんなにもきれいで怖いんだろう

まっかなまっかな

まっかなまっかな

ちょっとたそがれているであろう人(私もたまにやるのですが)がいて、なんとなく思いついたものです。彼は何を考えていたんでしょう。今日の晩飯とか、仕事の失敗とか、いなくなったノラ猫のこととか、なんていろいろ妄想して・・・今日も一日お疲れ様です。なんて・・・

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-03

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