サイコパスの種 第一章「処刑ピエロ」その3

おそろしいわww自分で考えたキャラだけど恐ろしいわww
想像しただけで気分が悪くなりましたw
ちなみにこんな小説書いていますが、人を殺すゲームとかできません。
保健の授業のビデオで保健室行くタイプの人間ですw
あと、毎度毎度で申し訳ないのですが、イラストを募集しています。
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動き出した怪物

心のもやもやが解消された、だが気づくのが遅かった。
考えてみるとすべてにおいて怪しい。まずフリーターが高級住宅街に住めるわけもない、自分の家の周りが怖いという理由でホテルに逃げ込むぐらいなら、俺たちに相談するより断然警察に行った方がいいに決まっている。
そうなると可憐がホテルに連絡した時に拒んだ理由もわかってくる。
行方をくらませるためというわけか・・・・・
でも待てよ、そもそもなぜ犯人がカウンセリングなんかにくるんだ?
しかも予約してまで。まぁ必ず事件と関係あるやつだよなぁ。
 すべてに気付いてから可憐に自分の推理を話した。慌てふためいた可憐は110当番に電話をした。

 可憐が連絡してから15分ぐらいたってから意外な人物が来た。
「なんだよ、小さなカウンセリング事務所だって聞いてきたら、慎太のとこかよ」
小さな事務所で悪かったな。そしてなんで警察が俺の名前を知っているのかというと、
彼の名前は奴心 琢磨(のごころ たくま)高校時代の同級生である。
昔からいつもはクールなのだが正義感が半端なく、友達をいじめた不良グループのやつらをボコボコにしていたような奴だった。
あんたに警察官はぴったりだよと思いながら堂華についての話をした。
「お前、普通に考えて事件の犯人とか関係している奴がカウンセリング受けに来るか?
お前もカウンセラーならわかるだろうが」
ごもっともな意見である。やはり警察に相談しても無駄だったかと思いながら可憐を見ると、彼女もなぜかすごくしょげていた。すると琢磨が
「でも確かに怪しいな、お前の言うとおり少しかみ合わないところがある。事情聴取をした記憶もないしな。わかった、少し調べてみるよ」といった。
何のフローにもなってねーぞ。と思いながらも、やはりコイツはいい奴だなと思った。
「じゃあ帰って調べてみるな。」と言って帰ろうとしている琢磨を止めて俺は言った
「少し俺も調べてみていいか?一応俺のところに来た客だからな。完全に納得いくまで調べたんだ。」
この言葉には可憐もビックリした表情を浮かべていた。まぁいつもの俺を見ているからな。
琢磨は「好きにしろ」といって帰って行った。
帰った途端可憐が俺に話しかけてきた。
「まさか草古先生が調べるっていうとは思いませんでした。だけど、私も気になることが多いので私も一緒に調べていいですか?」
いいよ別に。と言ってからさっさと予約していた相談者のカウンセリングを済ませた。

すべてのカウンセリングが終わったのは午後5時のことだった。
カウンセリングに使った資料などを片付け、少しゆっくりしてから事件について調べることにした。
堂華については琢磨が調べてくれると思うので俺たちは堂華が言っていた
加賀見義一が起こした事故について調べることにした。
インターネットで8年前に事故が起こった場所と加賀見義一という名前をキーワードに出したら普通に出てきた。それだけ大きな事故だったといえるだろう。
事故の原因は義一が居眠り運転をしてしまったからだと発表されたようだ。
居眠りしてフラフラになった車が、子供たちの遊んでいる公園に突っ込んでいったようだ。
その事故のせいで、2人の子供が犠牲になったようだ。
名前は、被害者のことも考え発表されていないようだ。
事故のだいたいの内容はわかったが、やはりインターネットの情報だけだとよくわからないものも多かった。仕方ない、明日は事故現場に行ってみるか。
そんなことを言っているといきなり電話が鳴った。
誰からかというと、琢磨である。電話に出た俺に対し琢磨はいつものクールさとは程遠い荒い声でこういった。
「慎太、堂華が殺される」コイツは何を言っているんだ。
一応、「落ち着け、何が起きたか教えてくれ」その質問に対し琢磨は
「今通報があってな、今からいう動画サイトで一般人がやっている生放送を見てくれ」
その言ってからある動画サイトを教えてもらい、その動画の最新生放送と書かれた欄に投稿された動画の題名を見てみた。
すると、「処刑ピエロのブラッドサーカス」といういかにも危ない奴が投稿してそうな動画の題名が目に入った。琢磨が言っていたのはこの生放送のことかな。
クリックした瞬間寒気がした。「あーーひゃひゃひゃひゃ。あーーーひゃひゃひゃひゃひゃ」
という甲高い声が聞こえ、後ろには椅子に手と足を拘束されている堂華がいた。
「やめてくれ、許してくれ。だれか助けてくれって頼むって」
と泣きながらわめいている堂華の前を、ナイフでジャグリングをしてピエロの仮面をかけた男らしき人物がやってきた。
すると、いきなりジャグリングしていたナイフを堂華に向け投げ出した。ナイフが両腕、腹、両足に刺さった堂華は恐ろしいほど叫んでいた。
そしてピエロは、わめいている堂華の顔を上にあげ今度は大きな剣を取り出した。
そして思いっきり堂華の口にぶっさした。ぶっさした剣をピエロは深く、深く押し込んだ。
そしてピエロはあーーひゃひゃひゃひゃひゃと甲高い声を上げ死んだ堂華の体に
「裏切り者は犯罪者、犯罪者処刑終了」とナイフで書き刻んだ。

サイコパスの種 第一章「処刑ピエロ」その3

今回の話いかがだったでしょうか?
では、この前の心理テストの回答です
A、丹念に復讐達成、とどめを刺すまで計画を実行するタイプ
B,あなたの中に悪鬼が現れ、手段を選ばず復讐を決行するタイプ
C,自他ともにわかりやすい復讐で一挙に解決するタイプ
D,姿を現さずに、じんわりと攻める復讐の鬼タイプ
さーてみなさんはどのタイプですかね。また今度の心理テストをお楽しみに

サイコパスの種 第一章「処刑ピエロ」その3

8年前の事故、新たにであう高校の知り合い、動き出す怪人 この事件、誰が犯人なのか? サイコパスの種との関係やいかに。 ・・・というかっこつけた感じにしてみましたw この作品にはグロテスクな表現が含まれていますのでお気をつけて

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-27

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