生と死・前世と現世
大切なものや日常を奪われた青年。
恐怖・憎悪そして苦しみ、自身の気持ちにはんして生きてしまう毎日。
狂わずどこまで生きるのか。
プロローグ
平穏が崩れる音を聞いたのはもう何年も昔のこと。
今までの日常とはかけ離れた戦場に使い慣れない剣を持たされ
放り込まれたのもだいぶ前のこと。
そして生き残りたいワケではないのに剣を振るい生き残り続けた。
すべては死への恐怖のため。
生まれたところが悪かったのか。
それとも運命なのか。
俺は今日も怯えながら剣を振るう。
生と死・前世と現世
実はこれは長い長い前置きになります。(多分)