なんへいほうせんちめーとる?



どの深さの気持ちだ?
いったいどの、深さの気持ち?

手に入れられないから、小さな子どもみたいに泣いたらみんなを困らせた
それが、手に入れたいものだった。

首元から胸まで深く真空の豆鉄砲の筒。

凍結しちゃって取り返しのつかないうちの水道管。


手足が熱い

のどが渇く



そんな想いをしてでも それが毎日のほとんどの感覚でもいいのは

相当、いかれたヤツだから。



数学の、複雑にできている応用編の問題しか乗ってないドリルを買ってきてごらんよ、初めっからやる気をなくすから。
面白くなくちゃ意味がない。
それが自分を満たすものでないなら、ふざけた買い物だ、
順序が違っているから返品したほうがいい。




まず細かく細かく細かく細かく

散々ばらばらにしてからまた組み立てていく行為。

そして完成間近で次の形へと姿を変える準備を始める


「完成」なんてまばたきさ 。



みんな積み木もドミノも崩すときを想像してわくわくしてるのってマゾかい?

したっけ生きてるやつは、やっぱりみんなマゾだね。



どれがまやかしでどれが本物か区別がつくかい?

ヒント:本物はできるだけ隠したい心理。

なんへいほうせんちめーとる?

なんへいほうせんちめーとる?

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-06-04

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