スローモーションからシグナル。


ふと気がつくと、時々ものすごく冷静な自分が上から見下ろしている

そしてくすりとも笑わずにただ淡々と実況中継をしています。

面白くなさそーうに、例えばものすごく頑張ってる自分の殻回りっぷりなんかを 静かに実況中継。

宵の雨垂れのおとみたいに スローモーションで

リアルじゃないというより、好きな色のフィルターを通してじっくりと冷静に観察している。

もしかしたらそっちが本物なんじゃないかとも思うくらい。

そして、あぁ本体は空っぽだったわ、と気がついて、
すっと吸い込み我に返る、am7:24分。



この時計、いつも五分だけ周りより早いんだわ

スローモーションからシグナル。

スローモーションからシグナル。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-06-04

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