マリー

けっこう無防備な夢も見ていたけれど 君と歩むことが一番似合ってる
光の射す方向が少しわかり始めた 不安や迷いより高い所へ昇って
二人で大切な人たちを照らしたい


手を繋いで歩こう いたるところにトビラがあるけれど
二人ならどれでもきっと開いてくれるよ


君が誰かを傷つけてきたこと とがめないでいるよ
私もきっと似たようなことがあっただろうから
全てを許そうとしてしまえることが ただただうれしいの
あせらずに さあいこう


君には追いつけないとふてくされたり 私なんかじゃダメなんだと嘆いたり
たくさん君を困らせていたね 隣にいた君を素通りした
誰かのいるあたたかさに甘えていた


手をにぎっていたい どこに行っても誰かに出会うけれど
私たちはきっといつも前を見ていよう


私が誰かに傷ついてきたこと 許してやれと言って
時効の過ぎたことなんだからって抱きしめてくれた
君と私のグラデーションが ただただおかしいの
ありがとう さあいこう


君が叶えきれなかった夢 私の浮遊していた未来 合わせたら
たくさんの課題出された
いいんだ
私たちは強いから 乗り越えることを知ってるから


君がこれからひらってくるものに 恐れないでいるよ
どんなことでもできる自信がある
全てを食べようとしてしまえることが ただただうれしいの
繋いだ手 さあいこう

マリー

マリー

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-23

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted