記憶の分子
私たちは、静かな時間、静かな場所で、誰を想い、何を考えるか。
それをテーマに書いてみました。コーヒータイムにでも楽しめれば幸いです。
エピタフ
ポストへ入る、
言の葉の重み。
言の葉は、私の記憶、
ポストは、貴女の胸の内。
夜の帳が落ちて、星がまた廻る。
生きていたい、生き残りたい、埋まらない傷……。
記憶の残滓が、言の葉を析出する。
返事はないと知っていても、
また宙を舞う。貴女まで。
「ごめんなさい」
一枚だけでも、届いてください。
貴女がいる異星まで。
記憶の碑文 ~記憶の足跡追いかけて~
想いは強く美しき、
されど過去を壊す、
記憶の足跡追いかけて、
弱さを知って、
光をかざして、
さぁ、帳(とばり)のなかへ。
記憶の分子
碑文のパズルを作ろうと思います。