記憶の分子

私たちは、静かな時間、静かな場所で、誰を想い、何を考えるか。
それをテーマに書いてみました。コーヒータイムにでも楽しめれば幸いです。

エピタフ

ポストへ入る、
言の葉の重み。
言の葉は、私の記憶、
ポストは、貴女の胸の内。

夜の帳が落ちて、星がまた廻る。

生きていたい、生き残りたい、埋まらない傷……。

記憶の残滓が、言の葉を析出する。
返事はないと知っていても、
また宙を舞う。貴女まで。

「ごめんなさい」

一枚だけでも、届いてください。
貴女がいる異星まで。

記憶の碑文 ~記憶の足跡追いかけて~

想いは強く美しき、
されど過去を壊す、

記憶の足跡追いかけて、

弱さを知って、
光をかざして、
さぁ、帳(とばり)のなかへ。

記憶の分子

碑文のパズルを作ろうと思います。

記憶の分子

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-18

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  1. エピタフ
  2. 記憶の碑文 ~記憶の足跡追いかけて~