ぬる湯につかりながら思ったこと。

とりとめもなくとりとめもなくゆらゆらゆらゆらしながら

どうしてひとのカラダは水に溶けないんだろうとかどうせまた
答えなんかないようなことを
とりとめなーく考えていたのです。



何だよ、あたしはそこにあるシャンプーのプラスティックでできたボトルと一緒かよー
そんなわけあるかー


ゆらゆらゆらゆら

そうしながら一時間半 自宅の風呂でたゆたいましたら

あたしのなかからやっぱりなにか溶け出しているんではないでしょうかという結論にたどり着いたのです。

そんで全てなんでもあらゆるものは、
水に溶けちゃうんじゃないかなー

そう思ったのです。



溶け込むまでに時間がかかるだけなのかもな。


固体と呼ばれるものはそう見えてるだけなんじゃ。


もっとなんにでもなれる錯覚と
もっとなんでもできる錯覚。


あぁこれは 水中にあたしん中にあるマイナス因子が
溶け出してるわって気がついた。



そうして更に仰向けにもぐって鼻と口だけ出したという異様な光景でゆらゆらしていたら

思考までもが溶け出してしまったので

仕方がないから水の中で音を聞くことにしました

真っ暗な世界で

呼吸の音が聞こえて

流しっぱなしの音楽が遠くでリズムを打っているのが心音みたいだ。


おかぁさんのおなかのなかってこんなかなー


といつまでも出られなくなってしまいました



ばかだわ



そんな感じでもうすぐ4時ですが
幸せな眠りにつけそうな気がします。

ぬる湯につかりながら思ったこと。

ぬる湯につかりながら思ったこと。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-06-01

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