ハッピー・バレンタイン

ハッピー・バレンタイン

ハッピー・バレンタイン

まさに今日向きの話です。

かつて、幾人の男性にチョコレートを贈ったことだろうか。
一番幼い記憶では、スーパーのチョコレートを父親に。どうしても渡せなかった小学校の頃の好きだった人に、友達からそのお母さん経由でポッキーを。
みんなで手作りしたのに、目の前にいるのに、どうしても手渡しできなかったトリュフ。ものすごくモテる人で、20人近くからチョコレートをもらったらしい。ホワイトデーに知ったその恋の結論が、近所の友達であったことも切ない。
他校の人間を好きになってしまい、家の前に無印良品の缶にチョコレートを詰めて逃げてきたこと。
3回告白しても諦めきれなかった相手に、合計200円にも満たないチョコの詰め合わせ。3回機会があったはずなのに、1回しか記憶がない。友達と分けて食べた、と言われたが、それはそれで満足だった。みんなに助けてもらって、仲良くしていたから。

ようやくチョコレートを贈って、響く相手ができた。トリュフが好きな人で、トリュフと生チョコレートを手作りした。
しかし、相手は変わらないのだが、毎年何を贈ったのかが思い出せなくなってきた。
結構手作りしていた気がしたのだが、本人曰くほとんど売っているものをもらった、というのだ。

じゃあ、今年は手作りしよう、と考えていたが、何かのきっかけで「売っているものでいい」と言い出した。
とりあえず美味しそうなチョコレートを注文しておき、余裕があったら自分でも作って自分で食べようと思っていたら、ここ数日ものすごい体調不良に見舞われた。
とりあえず、美味しいチョコレートを今日渡すことができて良かった。手作りしようと思ってもできない時があると思うと、美味しいチョコレートが売ってあることは、いろいろと助かる。

Happy Valentine!