玲華物語 第4話

「玲子、大丈夫?」「うん。ちょっと吐き気する。」
そこへ玲子の母親と主治医が来た。
「玲子さん、起きましたか。ちょっと調べますよ。」「はい。先生、ちょっと吐き気が。」「ここへ吐いて。」「玲子頑張れ。」「こんなに早く麻酔から目覚めるなんてすごいですね。普通なら1時間くらいかかりますが。」「そうなんですか。」「大丈夫です。念のため、今日だけここの部屋にいてください。明日、普通の個室へ移動します。」「わかりました。」「では失礼します。」
そういうと、主治医は外へ出ていった。
「玲子、しんどくない?」「少ししんどい。もう少し寝るけど、酸素マスクはつけておいて。」「なんで?」「まだ息がしにくいの。」「わかったわ。」
そういうと、玲子は寝た。
「梨奈ちゃん達、今日はもう帰ったら?明日は学校でしょ?」「そうですね、そうします。では失礼します。」
梨奈と美波は家に帰って行った。
「玲子、今日はもう帰るね。また明日来るわね。」
玲子の母親は家へと帰って行った。
翌日、玲子が起きたのは午後1時だった。
「玲子、起きた?」「お母さん、今何時なの?」「午後1時よ。」「私、だいぶ眠っていたのね。お母さんは何時に来たの?」「午前11時かな。」「そうなんだ。」
そこへ、主治医と看護師が来た。
「玲子さん、今から個室に移りますね。」「はい。」「お母さん、移る個室は5階の504号室です。先に行っていてください、準備とか大丈夫ですか?」「はい、大丈夫ですけど先に行っておきます。」「わかりました。」
504号室へと玲子の母親は向かった。
「玲子さん、動きますね。」「はい。」
玲子は504号室へと運ばれていった。

玲華物語 第4話

玲華物語 第4話

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-12

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