ローリンズ・デイズ
白い所
目を覚ますと、そこは夢の中だった。
別に頬をつねったわけでもないが、なんとなく、夢だと思った。
真っ白の何処まで続いてるのかも分からない、
何もない大きな空間に、
俺は居た。
なぜここにいるのか、とにかく何も分からないくせに冷静だった。
冷静…なのか?
いやこれは冷静というより、安心に近い。
何処か心が安らいだ。
ここが何処か、なんなのかも分からないのに。
覚めると分かっているからか?
なぜ安心するのだろう、
そして、この、懐かしい感じは
なんなのだろうか。
ローリンズ・デイズ