美空

この前のお話(美空)の続きです!
最後まで目を通していただけたら、ありがたいです。

また、ある日のことだった。
わたしの友達の琉羽(るう)が、
「美空は、好きな人いないの?」
と聞いてきた。
わたしは、ホントはビックリしつつも、
「え!?い、いないよお?」
といった。バレたか、と思ったが、琉羽はそれに気づいていなかったらしく、
「わたしね、好きな人がいるの。誰だと思う?」
「え?、誰だろう。」
わたしは、ふと思った。
もしかしたら、龍ではないだろうか。
もし、「龍が好き」と言ったらどうしよう。
わたしは、ついこう言ってしまった。
「え、もしかして龍!?」
あ、これはヤバい。
琉羽は、
「え、違うよ!わたしが好きなのは、希望(のぞみ)くん!!カッコイイよね?!!」
あ、ビックリした。
希望は、このクラスのなかで一番モテるらしい。確かに、4年生のときも希望を好きな子は結構いたらしい。
でも、わたしは思った。
どうしてみんな、そう「〇〇のことが好き」と、さらりと言えるんだろう。
わたしは、多分中学生になっても、言えないな、と思った。
琉羽は、「絶対内緒だからね」といっていたが、恥ずかしくないのかな。
このままでいいのかな?わたし。

美空

どうだったでしょうか?
ぜひ、感想をお聞かせください。

美空

このまえの「美空」の続きを書いたお話です。 このお話では、片思いを描いたお話です。 ぜひ、読んでみてください。

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-05-31

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