玲華物語 第3話

「玲子さん、陣痛が5分おきにきたら教えてください。」「もうきてます!」
1時間後、主治医が出てきて
「先生、どうでしたか?」「無事、女の子が産まれました。」「よかったー。」「玲子さんは、もう部屋に戻っていますが帝王切開での出産で麻酔がまだ効いていますのでまだ眠りについています。」「わかりました、ありがとうございます。」
玲子の母親は、玲子の個室へ戻った。戻ると主治医の言った通り、麻酔の管や機械がいっぱいついていた。

そして翌日、玲子は退院した。玲子は仲良く家で子供と遊んでいた。
しかしその4週間後、玲子は頭痛が続いたので病院に行った。
「先生、最近頭痛が激しいんですが。」「わかりました。念のため検査をしましょうか?」「はい。」
玲子は検査終了後、検査結果を待っていた。
「先生、結果はどうなんですか?」「脳に小さいですが、腫瘍がありました。今、摘出すればひどくなることはないですがどうしますか?」「まだ、大丈夫なんでしょ?それならまだいいです。」「そうですか、わかりました。」
そうして玲子は家に帰って行った。
3か月後、玲子は家で急に倒れ、救急車で運ばれていった。
「玲子!しっかりして!」
その後、手術が行われて5時間後に手術は終了した。
「先生、玲子は大丈夫なんですか?」「今は大丈夫ですが、肺・脊髄にまで転移していました。早く4階の集中治療室に行ってください。」「わかりました。」
玲子の母親は、急いで4階の集中治療室へ行った。
「玲子・・・。」
すると、学校から帰ってきた梨奈と美波が来た。
「玲子のお母さん、玲子は?」「今、意識不明なの。いつ目が覚めるか・・・。」「そうですか。」
すると、玲子は目覚め、
「お母さん?梨奈と美波?」「そうよ、わかるの?」「わかるわよ。」「梨奈ちゃん、美波ちゃん、先生を呼んでくるから玲子を見ていてくれる?」「わかりました。」
玲子の母親は、急いで主治医を呼びに行った。

玲華物語 第3話

玲華物語 第3話

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-11

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