空の欠片 part1

ある日 夢をみた…あれは夢なのか今でもわからない… ただ一つ言えることは自分は今…

自分はなんなんだ…


何のために生まれたんだ…


そんなことを誰でも考えたことはあると思う…


そのこと答えが見つかるのは人生の中で気づく人もいれば気づかない人だっている。


そんなことを考えた自分 蒼真 斗真(そうま とうま)


夏の日差しがまぶしい日僕は 夢を見た。 その夢は海に映る自分が何かを伝えようとしていた。  「ただの夢だろ…。」そんなことを思いながら夢を見ていた。


目が覚めると何も変わらない自分の家と変わらない家族…


変わったというのなら僕…なのかもしれない。 僕の中で何かが変わった気がした。


あたりまえのように学校に行く。 学校は一つの大きな坂の上にある。入学した当初はこの坂が嫌いだった…。でも今はそうでもなくなった。


そうさせてくれた人がいたからだ… でもそれが誰だったのかが思い出せない。


確かに覚えていたのに…。 毎日のようにこの坂を登りながら話したはずなのに…。


何かが違う。 なにか大切なものを忘れたのか…? そんなことを考えながら僕は坂を登っていく。


生徒の声が遠くなっていくのを感じた…。


(なんでなんだ… おかしいぞそんなはずはっ…)


「おはよう…」


僕に言ったのか? よくわからないが確かに聞こえた… 「おはよう」と。


チャイムが鳴ると同時にホームルームが始まった。 いつもなら耳に入る教師の話が今日は珍しく入らなかった…。


話が終わると同時に力が抜けた…

空の欠片 part1

空の欠片 part1

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-09

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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