星の光

空には、満天の星が広がっていた
隣には、君がいた
時間という観念が今、この時だけ
私の中から抜け落ちてしまった
何万年の時を超え私の目に
飛び込んでくる無数の星たちの光

寄り添う君の温もり
それ以外、何も無い
本当に明日は来るのだろうか
私たち二人に別れが来るのなら、
このまま、ここでずっと星を眺めていたい

君の心が私から離れるなら
私が君以外を愛してしまうなら
ずっとここで二人でいよう

いつでも、そう思っては、新しい朝に
新しい出会いを求めてしまう

太陽の光は、眩しくて、そして、
私を上気させ、行動的にしてしまう
でも星の光は、優しくて、
私の心を穏やかにさせる
目の前の君だけしか見えないから、
私は安心して、
君だけを愛することが出来る

星の光

星の光

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-09

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