ドラゴンクエストX~第一章~
ドラゴンクエストxを元に書いてみました!
文才ないですが、よろしくお願いしますm(__)m
オリジナル有り
たまに文章改訂しています
始まりの村
???「ふわぁぁぁぁ・・・」
朝、まぶしい日の光に照らされて、僕は重いまぶたをゆっくりとあけた。窓の外で小鳥が鳴いている。
ここはエテーネの村。静かで特に変わった雰囲気はなく、ごく普通の村だ。しかし、僕はこの村のそんなところが好きなのである。
「まだ9時か・・・。もっかい寝よう・・・。」再び布団をかぶろうとしたその瞬間!
???「寝坊助兄ちゃん起っきろ~~!」
ドアがバンと音を立てて、開け放たれた。
???「うっわあああああ!」
正直、すごく驚いた。
???「おい!朝からそれはないだろ!!リナ!」
リナ「だって~8時に散歩いこ~って昨日いったのに、ぜんっぜん起きないんだもん!もう9時だよ!?」
???「もう約束の時間すぎちゃったね。じゃあまた明日にしよっか・・・・zzz」
リナ「!!!2度寝するなぁぁぁ!ソラ兄ちゃんのばかぁぁぁぁぁ!」
ソラ「しょうがないなぁ・・・。」
こうして、半ば強引に散歩に連れて行かれた。
~エテーネの村上空~
エテーネの民たち「えっ何あの人、浮いてる!?」
「まわりにもいっぱいいるぞ!」
???「ふむ。ここがあの忌まわしきエテーネの村か。」
???の部下たち「はっ!そうでございます!」
???「私の目的の邪魔はさせぬ・・・!今すぐに焼き払うのだ!」
???の部下「はっ!」
~とある草原~
リナ「あれ?何この花?きれい~♪」
ソラ「ん?それって・・・テンスの花?だっけ・・・」
リナ「あ!それって絵本で見たことある!えっとね、悪い人に追われている王子様がその花を使って過去にいっちゃうの!それでね!そのあとその悪い人たちも・・・・」
リナ「・・・・なんだよ!すごいでしょ!ねえ?聞いてる?」
長かった。本当に長かった。まさかあそこで15分も話すことになるとは・・・。
だいたいその絵本内容切なすぎるし。子供向けじゃないし絶対。
色々気になるが、それは置いといて、
このテンスの花、絵本の言い伝えによると、時を渡れるのか?
まあ、絵本の言い伝えだから、そんなに気にすることでもないか。早く村に戻らなきゃね。
ソラ「ほら。いくぞ!」
リナ「・・・・・」
ふてくされているな・・・。
まあすぐ忘れるだろう。いつもの事だからな。
滅びのエテーネ
ソラ「もうすぐ村だぞ。」
リナ「あぁ~・・・もう疲れた~!おんぶして!だっこして!肩車して!ひきずって!」
本当にいいのかそれ。
まあ、こんなのも日常茶飯事、こんなのはまだいいほうだ。前なんてひどかった。運ぶのを断ったら、そこら辺のドラキーに運んでとすがりついてたからな。もちろんリナは魔物からみれば、「獲物」だろう。何匹もでてきて追い返すのが本当に大変だった。それ以来、そんなことはやらなくなったが。
~エテーネの村~
ソラ「えっ・・・」
村が燃えている。人が倒れている。魔物が空をとんでいる。そんな状況、あるわけない。きっと見間違いだ。そうだ、これは夢だ。やっぱり僕はあのとき2度寝したんだ。・・・・・違う。夢じゃない。肌にいやというほど伝わる炎の熱、耳にしつこく響く魔物たちの下卑た笑い声、そして、「冥王」と呼ばれる男の鋭く冷たいまなざし。もう僕はなにがなんだかよくわからなかった。
冥王「まだ生き残りがいたか。エテーネの民は皆殺しだ!」
冥王は、手にしていた鎌で、空を裂いた。すると、空の分け目から紫色の雲らしき物体があたりを覆う。
リナが危ない。その瞬間、あの時の言葉を思い出した。
(「テンスの花」には、時をわたる力があるんだよ!)
いちかばちか、使ってみよう。
ソラ「リナ!ちょっとこい!」
リナ「う、うん・・・!」
ソラ「今からこの花でお前を過去へ飛ばす。そして、なんとか生き延びろ!」
リナ「え?兄ちゃんは?いっしょにいけないの?」
ソラ「お前が生きていてくれればそれでいい!」
そういい残して、テンスの花をリナにかざした!
リナ「ねえ!いやだよ!一緒に行こうよ!にいちゃーーーん!」
リナはどこかへ消えた!
ソラ「うわああああああああ!」
冥王「ちっ、一人逃がしたか・・・。まあいい。いつか探し出して、しらみつぶしにしてくれようぞ」
目覚めし五つの種族
ソラ「・・・・・・・うう・・・ここはどこだ?」
???「ようこそ、天空の世界へ。」
ソラ「だ、誰だ!」
???「私は天空神に仕える番人。本題に入るが、単刀直入に言おう。そなたは死んだのだ。」
ソラ「じゃあ、やっぱここ天国なんだな。悔しいけど、妹が無事なら未練はない。」
天空の番人「まだ話は終わってない。今ちょうど、ドワーフと呼ばれる種族の一人が命を落とした。その亡骸を借りればそなたは2度の人生を約束されよう。」
ソラ「わかった。それをやって来れ!」
ソラの体が光に包まれた!
ソラ「うわぁぁぁぁぁ!」
少し前の、アクロニア鉱山
???「ソラ!危ない!」
ドワーフのソラ「えっ、うわぁぁあ!」ガラガラガラ・・・ドスッ!
ドワーフのソラ「うぐっ!!」
???「ソ、ソラ~!!!」
???「大変だ!ソラが岩の下敷きになっちまった!」
ドワーフのソラ「うう・・・すまねぇ・・・しくじっちまった・・・ぐあっ!」
???「急いで助けないとソラが死んじまう!」
ドワーフのソラ「ぐふっ・・もうダメだ・・・たぶん助からねえ・・・ゲホッゲホッ!体が動かねえし、内蔵もやられて、血が止まらねえ・・・ゴボッゴボッ!すまねぇ・・・もうダメだ・・・」
???「ソラァァァァァァ!!!」
アグラニの町
ソラ「・・・・・・うう・・・・ここどこだ?」
町人A「え・・・・嘘・・・・・ソラさん!?生きていたんですか?」
町人B「よかった・・・・・・あの事故で、ソラさんもうダメかと・・・・・・」
町人C「もうダメだっていってたくせに、見事に生きてたな!お前は不死身だな!ハッハッハ!」
・・・・・・意味不明だ。だいたい、俺は死んでないし、この人たちにあったこともない。どうなっているんだ。
あれ?おかしいな。自分の手が緑色だったような・・・・。僕は怪しく思い、水溜まりに顔を写してみた
!!!?
(なんで!?体が全然違う!背低くなっているし、体が緑!どうして!?まさか・・・・・・あいつのいうこと本当だったのか・・・・・・こんなのとはおもってなかったよ!
。
町人C「ソラ!お前の無事を祝って、今夜は宴だ!!たくさん飲もうぜ!」
(まあ、慌てたってしょうがない。もとに戻るまでおとなしくしていよう。)俺はうなずいた。
しかし、俺は重大なミスを犯した。宴という言葉に浮かれていて考えていなかったが、俺は、酒が飲めない。むしろ、大嫌いなのだ。
飲んだら・・・・・・たぶん吐く。いや、絶対吐くだろう。今の気分を例えるなら、装備無しでドラキーに囲まれているような感じだ。マジで追い詰められている。ヤバイ状況。てか、もう詰んでいるかもしれないが。
そして、
地獄の(普通のだけど)宴が始まった。
町人C「ホラよ!どんどん飲もうぜ!酒、大好物だっただろう!」
ソラ「え・・・・・・あ、ああ。」
(うう、もうここは覚悟を決めるしかないな・・・・・・もうどうにてもなれ!)
ゴクゴクゴク・・・・・・
(?意外といけるな・・・・・・)
町人C「いい飲みっぷりだな!さあ!どんどんいけ!」
そして二杯目にいこうとした次の瞬間!
ソラ「・・・・・・うっ!ゲボォォォ!う、うえええぇ・・・・」
町人たち「お、おい!大丈夫か!?」「しっかりしろ!」
その後、しばらく意識はなかった。
目が覚めたのは、宴の翌日だった。
ソラ「うっ・・・まだ気持ち悪い・・・。昨日はひどい目にあったなぁ・・・この体にもまだ慣れていないし・・・。」
ガチャッ
???「あの~・・・具合・・・よくなりましたか?」
ソラ「あ、うん。だいぶよくなったよ。」
???「えっと・・・お食事作ったので、いかがですか?」
ソラ「あ、ありがとう。」
???「あ、あの・・・・・・一緒にお食事いいですか?」
ソラ「うん。いいよ。」
「・・・・・・・・・」
ソラ「えっと、君の名前は?」
???「! あ、はい!えっと、私は、ハンナといいます。あなたは?」
ソラ「俺はソラ、今、とある事情でこの町にいるんだ。」
ハンナ「え?この町初めて何ですか?」
ソラ「あ、いや・・・何でもない。」
ハンナ「そうですか。ゆ・・・ゆっくりしていってくださいね・・・」
ソラ「うん。でも、傷が癒えたら、すぐ出発しなきゃ。」
ハンナ「えっ・・・」
ソラ「ある人と約束したんだ。詳しくいえないけどね。」
ハンナ「あの・・・私・・・ソラさんと、もっといたいです・・・だって・・・私・・・」
ソラ「傷が治るまて時間かかるから、まだいれるけど、どうしたの?」
ハンナ「私・・・ソラさをを見ていると、心が暖まるような・・・落ち着くような・・・そんな気がするんです。」
ソラ「? そうなの?俺って暖かかったんだね。」
ハンナ「いや・・・そういう訳じゃなく・・・つまり・・・私、」
ソラ「?」
ハンナ「私、ソラさんのことが、好きなんです!」
登場人物
ソラ・・・この物語の主人公。元はエテーネ出身の人間だが、とある事情で、ドワーフになってしまった。16歳男、戦士
リナ・・・ソラの妹。明るく無邪気で、わがまま。テンスの花によって、過去へ飛ばされた。10歳女
冥王・・・エテーネ壊滅の張本人。まだ謎に包まれている男。???男
ドワーフのソラ・・・たくましく、頼れる兄貴的存在。だが、アクロニア鉱山の落石によって、死亡。20歳男
ハンナ・・・アグラニの町の一人娘。誰も知らない、悲しい過去を秘めている。ソラの事が好き。14歳女
作者より
いやー、キャラ多くなった。いそがしいなぁ。これからもっと増えるんだよなぁ。忙しくなるなぁ、書きたい事は、たくさんあるのですが、なんせ文下手なんで、ちゃんと伝わるのかどうか心配ですw
これからも宜しくお願い致します。
悪夢の予感
ソラ「・・・えっ・・・僕?」
ハンナ「はい。あなたが、好きです。」
ソラ「・・・・・・・・・」
ハンナ「す、すいません・・・不快にさせてしまって・・・」
ソラ「あ、いや、俺こんなこと言われるの初めてだなら、戸惑っちゃった。・・・ありがとう。」
ハンナ「・・・・・・!」
ソラ「大丈夫?顔赤いよ?」
ハンナ「あ、いえ、平気です。ただ、嬉しくて・・・♪」
ソラ「なんだかとても温かくなってきたよ。君と同じだね。」
ハンナ「嬉しいです・・・♪」
ソラ「? なんだろうこの気配・・・いやな予感がする・・・。」
ハンナ「どうしたんですか?」
ソラ「ちょっと出掛けるよ。まっててね。」
ハンナ「うん!いってらっしゃい!」
ハンナ(なんだろうこの感じ・・・!・・・・・・キィィィィィィィン・・・・・・・・・・・・・
『マァモォォォォン!!!!』
『「うぐっ』・・・早く・・・逃げろ・・・がっは・・・」 『ソラァァァ!』
『もうやめてぇ!!』
ハンナ(ハッ・・・私一体・・・それより、さっきの・・・あれが、本当だとしたら、ソラさんが危ない!)
大怨霊マアモン
~一週間後~
ハンナ「ソラさん・・・本当にいってしまうのですか?」
ソラ「ああ、親方の頼みは断れないからね。大丈夫、また帰ってくるよ。
ハンナ「・・・はい・・・。(あの夢が本当なら、もしかしたら・・・ソラさんが・・・いや、大丈夫、ソラさんは戻ってくる!)」
ソラ「じゃあ、行ってくるね。」
なぜこんなことになったのかというと・・・
~3日前~
ガチャッ
???「おっす、ソラはいるか?」
ソラ「あ、親方。どうしたんですか?」
親方「実は、お前に頼みたいことがあってな、最近、鉱山で事故がたくさん起きているんだ。その原因は、どうやら、鉱山の奥にある、「戒めの地」にあるらしいんだ。俺と一緒に来てくれないか?」
ソラ「・・・(よくわからないけど、大変そうだな。この人にはずいぶんお世話になったし・・・よし!)わかりました。行きましょう。」
親方「ありがとう!!あ、そうだ、おーい!」
???「何ですか?」
親方「紹介しよう。こいつは俺の弟子、アリババだ。」
アリババ「よろしく!」
ソラ「よろしく。」
親方「俺は一時留守になる。その間、町は任せたぞ。」
アリババ「はい!」
親方「では、ソラ、行くぞ!」
ソラ「あ、はい!」
~アクロニア鉱山~
ソラ「うう、高い・・・」
親方「はっはっは!これでびびるようじゃ、まだまだだな!」
ソラ「ははは・・・(高い、まじやばい。俺高いとこいやなんだよ~・・・。)」
親方「ここが、戒めの地だ。いくぞ。」
ソラ「はい。」
親方「見たところ、何もないが・・・・・・!ブロッケン長老!」
ソラ「(あの人が?世界の三大賢者の一人?なんか・・・ただのお爺さんだな・・・。天空で聞いたのとなにかちがうなぁ・・・)」
ブロッケン「おお!よくきてくれたのぉ。」
親方「久しぶりです。何しにここへ?」
ブロッケン「それはなぁ・・・む!まずい!離れるんじゃ!」
『ゴゴゴゴゴ!』
鉱山が大きく揺れた!
親方「な、なんだこの揺れは!?」
ソラ「なにか、くる!!」
『マァモォォォォォォン!!!!!』
ソラ、親方「うわぁぁぁ!」
ソラ「なんだあいつは!」
ブロッケン「むう・・・復活しておったのか!大怨霊マアモン!」
マアモン「ニンゲン、ユルサナイ・・・ユルサナイ・・・・・・ユルサナイィィィィィ!!!!!ニンゲン、ホロボスゥゥゥゥ!!!」
親方「くっ!ソラ!あいつをしずめるぞ!」
ソラ「は、はい!!」
大怨霊マアモンが現れた!
ソラ「でりゃぁぁぁぁ!」
ズバッ!
マアモン「イタイ、イタイ、・・・ユルサナイィィィ!!!」
マアモンはソラにめがけて、暗黒の霧を吐いた!
ソラ「うっ、前が見えない・・・」
バシッ!
ソラ「ぐあっ!」
親方「ソラ!」
ヒュバッ
親方「ぐうっ!」
ソラ「こいつ、動きが素早い・・・うぐあっ!」
親方「ホイミ!」
ソラ「くらえ!火炎斬り!」
ズバッ!
マアモン「ギャァァァァ!グルル・・・ガアァァ!」
マアモンは怒り狂った!!
マアモン「ガアァァァァァァ!」
ソラ「う、うわぁぁ!!!」
親方「危ない!!」
ドスッ!!!
親方「うぐっ!」
ソラ「お、親方~!!!」
親方
親方「うぐ・・・ソラ・・・無事か・・・・・・ぐふっ!」
ソラ「親方!しっかりしてください!」
親方「はっはっは・・・このぐらい・・・平気だ・・・。ここは俺が・・・時間を稼ぐ。今のうちに・・・早く逃げろ・・・うぐっ!。
ソラ「そんなこと・・・できません・・・!マアモン「ガァァァァァァァァ!!!」
親方「全滅よりいい!さあ・・・早く!ゴホゴホッ。」
ブロッケン「・・・ソラ!逃げるぞ!」
ソラ「いやだ!親方を置いていけるか!」
ブロッケン「バカモン!親方の覚悟を無駄にする気か!」
長老の目には涙が浮かんでいた。
ソラ「うう・・・で、でも・・・」
ブロッケン「リレミト!」
ソラ「うわぁぁ!お、親方~!!!」
ソラとブロッケンはリレミトに吸い込まれた!
親方「長老、ソラ、上手く逃げろよ・・・。さあ!かかってこい!マアモン!」
マアモン「ゴワァァァァァァ!!!!!!」
親方「うおぉぉぉぉ!」
マアモン「ガァァァァァァァァ!」
ドスッ!!
親方「・・・・・・がっは!」
親方は大量の血を吐きだした!
マアモン「グワァァァァァ!!グルル・・・ゴワァァァァァァ!!!」
親方「(ぐ・・・ここまでか・・・・・・二人は大丈夫だろうか・・・。アリババには、悪いことをしたな・・・、だが、あいつももう一人前だ。大丈夫だろう。)・・・・・・ぐふっ。」
ドサッ
マアモン「アトフタリ・・・アトフタリィィィィィ!!!!」
~アグラニの町~
町人たち「おお!帰ってきたぞ!」
「あれ?親方は?」
アリババ「おかえりなさい!どうでしたか!?」
ソラ「・・・・・・・・・」
アリババ「親方は?一緒じゃないんですか?」
ソラ「・・・・・・・・・った。」
アリババ「え?聞こえませんが・・・。」
ソラ「親方は・・・、死んでしまった・・・!僕をかばって、マアモンに・・・!
アリババ、すまない。」
アリババ「えっ・・・。嘘だ、親方が死ぬわけない。あの人は、とても強いのに・・・。」
ソラ「俺をかばって、命を落としてしまったんだ。これも俺の力不足で・・・」
次の瞬間!
ドゴッ!!
ソラ「ぐあっ!!」
ガッシャーン!
ソラ「うう・・・。」
アリババ「ふざけるな!お前のせいで・・・お前のせいで・・・!!」
ブロッケン「まてアリババ!ソラに非はない!」
アリババ「うるさい!こいつの力が無いせいで、なぜ親方が死ななければならないんだ!!」
ソラ「すまない、本当にすまない!」
ドカッ!
ソラ「がはっ!」
アリババ「なぜお前が生きている!なぜお前が生きているんだ!なぜお前なんかの為に、親方が犠牲にならなくちゃならないんだ!」
ブロッケン「やめろ!ソラは悪くない!いっていいことと悪いことがあるぞ!」
アリババ「黙れ!!お前も同罪だ!なにが賢者だ!人一人守れない、ただのジジイじゃねえか!」
町人「おい!いいかげんにしろ!」
アリババ「こいつのせいで!こいつのせいで!!」
ドカッ!バキッ!ドゴッ!ドスッ!バキッ!ボゴッ!ドカッ!ドゴッ!
ソラ「ぐあっ・・・・・・がはっ!うぐっ!ぐふっ!ぐはっ!げふっ!ごはっ・・・」
ハンナ「もうやめてぇ!!」
町人「アリババ!やめろ!」
アリババは、殴るのをやめなかった。俺は、その拳すべてを、受け入れた。
アリババ「この野郎!殺してやる!!」
ギラッ
アリババはナイフを抜いた!
アリババ「親方の敵・・・親方の敵・・・!」
町人「やばい、あいつ本気だ!」
ブロッケン「バカなことはよさないか!!アリババ!」
アリババ「・・・さい、・・・るさい、うるさい!!死ね!ソラ!」
ドスッ
ソラ「ううっ!」
ナイフは、俺の腕に刺さった。
ブロッケン「ラリホー!」
アリババ「うっ!お、親方・・・」
ドサッ
町人「!?」
「アリババが倒れた?」
「それより、ソラがやばいぞ!出血がひどい!手当てしなければ!」
ハンナ「ソ、ソラさん!!」
町人「はやく、治療するんだ!!」
ソラ「アリババ、本当にすまなかった・・・俺のせいで・・・俺のせいで・・・」
決着
~アクロニア鉱山~
アリババ「(ソラ・・・。昨日はすまなかった。お前のせいじゃないっていうことは分かっている。だから、俺が、マアモンに落とし前をつけてもらう!)」
~アグラニの町~
町人「おい!アリババがいないぞ!」
ブロッケン「あいつめ・・・まさか一人で乗り込んだのか・・・!?」
ソラ「(どうしたんだ?・・・・・・・もしかして!)」
ソラは一目散に鉱山に向かった。
ブロッケン「ソラ!お前の傷はまだ癒えてないんだぞ!」
ソラには届かなかった。
~ソラの自宅~
ハンナ「ソラさん・・・どこへいってしまったの?」
キィィィィィン・・・!
ハンナ「(また、この音・・・)」
『ぐっは!』『バカヤロウ・・・!』『グワァァァァ!!!』
『アストルティアは、これから大いなる闇に飲み込まれるだろう・・・』
『私は、この世界を変えてみせる。』
『たとえ、どんな事があろうと。』
『嘘だ・・・嘘だ嘘だ!!何でお前が!』
『死せよ!エテーネの生き残りよ!』
ハンナ「なにこれ・・・なぜこんな声が頭に流れてくるの!?」
~戒めの地~
アリババ「ハァ・・・ハァ・・・」
マアモン「ゴワァァァァァァァァ!」
マアモンはアリババに体当たりをした!
アリババ「ぐっは!!うう・・・(歯が立たねぇ・・・)」
マアモン「オマエヨワイ!コロスコロス!」
アリババ「(やばい・・・殺される・・・!)」
メラミ!
ドッゴォォォォ!
マアモン「グワアァァァァ!」
ブロッケン「アリババ!無茶をするなとあれほどいっておったのに!バカ者が!」
アリババ「すいません・・・あ!後ろ!」
ブロッケン「大丈夫じゃ。」
アリババ「!?」
ブロッケン「あやつは火が弱点。ほれ、力が弱まっとる。それにやつはダメージを蓄積しておる。つまり・・・」
ソラ「お前はこの一撃で終わりだ!火炎斬り!」
マアモン「グワアァァァァ!!!!!」
ソラ「終わった・・・。アリババ!終わったぞ!親方の敵も取ったぞ!・・・アリババ?」
アリババ「グスッ すまねぇ、ソラ、あんなこといったのに、助けに来てくれて。」
ソラ「いいってことよ!親方の件は、俺に非があるんだし。」
アリババ「ソラ・・・ありがとう!ソラ! うわぁぁぁぁん・・・」
ソラ「泣くなって!」
ブロッケン「ふむ・・・(マアモンは消滅した。なのに、邪気は消えてない・・・)」
ソラ「さあ!帰ろう!」
アリババ「ああ!」
『・・・・・・待て・・・・・・』
ソラ「!?」
『我は、大怨霊マアモン。』
ソラ「マアモンは倒したはずじゃあ・・・」
『あれは我の仮の姿。我の真の名は、邪魂神ゼルバブ。』
冥土の土産はここまでだ!死せよ!エテーネの生き残り!』
邪魂神ゼルバブは、ドルモーアを唱えた!
ソラ「なんだ・・・!この闇の力は・・・!ぐはっ・・・」
アリババ、ブロッケン「ソラ!!」
邪魂神ゼルバブ「まだまだぁ!」
邪魂神ゼルバブは、メラゾーマを唱えた!
ゼルバブ「終わりだ!」
マヒャド!
ブワァァァァァ!
ゼルバブ「人間ごときが、我の呪文を打ち消すだと!?まさか・・・貴様、あの賢者か!?これば部が悪い。まだ力が発揮できぬ状況で、戦いたくはないものだ。」
ブロッケン「今すぐ立ち去れ!」
ゼルバブ「くっ!」
邪魂神ゼルバブは、姿を消した。
アリババ、「ソラ!無事か!?」
ソラ「ああ、間一髪で、ダメージ抑えれたしな。ははは。」
アリババ「すごいやつだ。」
ブロッケン「思わぬ邪魔が入ったが、さあ!町へ帰るぞ!」
アリババ「ソラ、町に帰ったら話がある。」
ソラ「?」
アリババの過去
~アグラニの町~
町人「おお!帰ってきたぞ!」
ハンナ「ソラさん!無事でよかった!」
ソラ「ただいま。」
ブロッケン「皆のもの!町を救った英雄ソラを称えて、宴じゃあ!「
町人たち『おお~!!!』
ワイワイガヤガヤ・・・
アリババ「ソラ、お前には言っておきたいことがある。聞いてくれるか?」
ソラ「ああ。」
アリババ「俺、実は昔、王族だったんだ。」
「毎日厳しい教育、訓練、ルールで、とても息がつまるような生活を送っていたんだ。ある日、俺は屋敷の外に出てみたんだ。
その頃は、まだ外に出たことがなく、新しい発見ばかりだったんだ。「
そしたら、
???「やあ、僕、迷子かい?」
アリババ「ううん、お散歩。」
???「そうかそうか。おじちゃんがいい所に連れていってあげようか?」
アリババ「うん!」
「俺は、それが誘拐だとは知らず、ついていってしまったんだ。そいつは、町の盗賊の頭で、たぶん、身代金が目当てだったんだろう。しかも、その頭が、俺の親方だったんだ。」
ソラ「・・・・・・!」
アリババ「さらわれて、洞窟の中にはいったとき、魔物がでてきたんだ。」
盗賊「頭!この魔物はなんですか!?
」
親方「みんな!逃げろ!」
盗賊たち「うわぁぁぁ!」
親方「お前たち!くそっ!」
アリババ「おじちゃん!怖いよぉ!うぇぇぇぇん!」
親方「・・・・・・!大丈夫だ。おじちゃんがなんとかしてやるからな。待ってろ!」
アリババ「グスッ うん・・・!」
魔物「グワアァァァ! ズゥゥゥゥゥン・・・!」
アリババ「おじちゃんが倒したのかな?」
アリババ「お、おじちゃん!」
親方「お、おお!平気だったか・・・!無事で・・・何よりだ・・・ゴフッ!!」
アリババ「おじちゃん!血が・・・!」
親方「なあに、ちょっと怪我しただけだ・・・」
アリババ「お腹をやられたの・・・?
親方「爪に毒が入ってやがった・・・。体に回り始めてきやがった・・・・・・ゴホッゴホッ」
ドバッ!!
アリババ「おじちゃん!大丈夫!?これ飲んで!」
親方「お前・・・これ、どくけし草じゃねえか・・・!よくわかったな。」
アリババ「家で勉強したもん!」
親方「それはそうと・・・こんな悪者のおじちゃんを助けていいのか?」
アリババ「おじちゃんが悪者でも、僕にとっては、命を助けてくれたヒーローだもん!」
親方「アリババ・・・ありがとう!」
それから俺は、城には戻らず、親方と一緒にこの町へ移住したんだ。」
アリババ「だから、身寄りが親方しかいないんだ・・・。俺、どうすればいい?」
ソラ「親元に戻りたくないのか?」
アリババ「あんなクソみたいな城には戻りたくない!」
ソラ「・・・・・・じゃあ・・・俺と旅しよう!一緒に旅して、親方を殺した元凶を倒すんだ!」
アリババ「ああ!もちろん!親方のために戦おう!」
旅立ち
マアモン討伐から一週間。
ソラとアリババは旅立ちの準備をしていた。
ソラ「ああ~もう!!荷物がいっぱいだよ!かといって、いらない物なんてないしなぁ・・・。」
ハンナ「ハッピークラッカーなんていらないのでは!?」
ソラ「・・・・・・!」
ソラ「それはそうと、お前、一緒に旅に行くって本気か?」
ハンナ「はい!みなさんのお役に立ちたいです!」
ソラ「でも、すごく危険なんだぞ!?」
ハンナ「望むところです!」
ソラ「でも・・・」
ハンナ「~♪」
ソラ「(聞いてない・・・)
ハンナ「・・・ちょっと来て・・・ソラ・・・。」
ソラ「ん?」
グイッと腕を捕まれ、人気のない場所に連れていかれた。
ソラ「どうしたんたよ・・・。」
すると、ハンナはいきなり、ソラに抱きついた!
ソラ「!!?」
ハンナ「ずっと前から、こうしたかったの。何度あなたを失いかけたか・・・!もう、私の元からいなくならないでね!」
ソラ「(俺は女の子をこんなに不安にさせていたんだ。・・・)」
すっかり忘れていたが、ハンナは武道家。ちからはめっぽう強い。
ソラ「そろそろ、は、離して・・・!吐きそう・・・!」
ハンナ「ソラさん~♪」
ソラ「(聞いてない・・・本当に不安だったのか?)ハ、ハンナ!や、ヤバイ・・・!ごっぷ!」
体から口へ何かが込み上げてきた・・・
ハンナ「・・・!ソラさん!すみません!」
ソラ「(やっと離してくれた・・・。でも・・・もう・・・アウト・・・)」」
ゲボォォォォォ!!
ハンナ「ソ、ソラさん!」
アリババ「おっす!ソラ!調子はどうだ!?・・・ってえええ!どういう状況!?大丈夫か!?」
ソラ「うう・・・アリババっ・・・出発日はまだ先になるかも・・・・・・!おえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
俺は腹を抑え、何度か吐き、倒れそうそうになりながらも、、寝室へ向かった。
旅立ちは、まだ先になりそうだ・・・。
~一週間後~
ソラ「ブロッケンさん!今までお世話になりました!」
ブロッケン「うむ。二人目の賢者ホーローにあったらよろしくのぉ。」
町人たち「我らが英雄たちに!バンザイ!!」
『バンザーイ!!!!!』
町人「また会おうな~!」
アグラニの町と別れ、俺たちは、また新しい旅にでた!
作者より
読んでくださってありがとうございました!
まだ勉強中ですが、少しでもいい物語が作れるように、がんばります♪
余談ですが、ドラクエXの中で、私はドワーフの男が大好きなんですw
あの小さな体だけど、どこか男らしく、逞しい、というのがもうたまらなくてw
だから、書いている途中で、ハンナがとても羨ましかったりw
もちろん、私もドラクエXをプレイしておりまして、メインはプクリポ女でしたwもちろんサブキャラはドワーフ男です♪
さて本題ですが、やっと物語に一区切りつきました。やっと10分の1まできた感じです。書きたいことがまだまだたくさんあるのです!w
というわけで、これからもよろしくお願いします!
新たなる旅の始まり
ソラ「・・・ハンナ。」
ハンナ「なんですか~♪?」
ソラ「すごく暑いから、抱きつくのはやめて・・・。」
ハンナ「ええ~!暑いのは、私のソラさんへの愛です!」
ソラ「痛たたたたたたたたたた!きつく絞めないで!また出ちゃう!」
ハンナ「す、すいません!」
ソラ「(最初は物静かな子だったのに・・・。結構気丈なんだな・・・。)」
アリババ「ハンナさんって、以外と凶暴なんですね・・・」
ソラ「んー・・・。どうだろうなぁ・・・。」
アリババ「だって、結構ソラさん尻にしかれているじゃあな・・・」
ドフッ!!
アリババ「ごほぉ!!!」
ハンナのボディーブローがアリババに炸裂!
ソラ「(痛そ~・・・)」
ハンナ「人の悪口こそこそ言うのやめて下さい!」
アリババ 「本当のこと言って・・・なにが悪い・・・!」
ドボォッ!!!!
アリババ「ぐっぼぉぉぉ!!!!」
バタッ
ハンナ「フンッ!」
ソラ「(仲悪っ・・・・・・・・!)」
ソラ「アリババも気絶しちゃったし、今日はここで 野宿だね。ハンナ、この前みたいに寝込みを襲って抱きつかないでおくれよ。」
ハンナ「は~い♪」
ソラ「(何か不安・・・)」
~夜~
ソラ「今日は疲れたな・・・。明日に備えて、早めに寝ておこう・・・。」
ズシン・・・ズシン・・・
ソラ「何かくる!?」
アリババ「なんだ?この音・・・」
ソラ「あの巨人の、足音だよ!」
アリババ「なんじゃありゃ!でかすぎだろ!」
ソラ「わっ、バカ!気づかれる!」
アリババ「お前もでけえよ!」
巨人「?」
ソラ「あ・・・やべ・・・」
巨人「グワォォォ!」
アリババ「くそっ!どうするソラ!」
ソラ「逃げるしかないだろ!」
謎の巨人は棍棒を振り回した!
ドゴッ!
アリババ「かはっ・・・!」
ソラ「アリババー!」
アリババ「ゲホッゲホッ・・・。こいつ・・・強すぎる・・・!」
ソラ「こいつのリーチがでかすぎて、逃げられない!」
巨人「ガッハッハ!叩きつぶしてくれよう!」
ソラ「はやく逃げろ!」
アリババ「ソラ!危ない!」
巨人の痛恨の一撃!
ソラ「・・・・・・・・・・・・・・・ぐふぁ!」
ドサッ
ソラは力なく前へ倒れた。
アリババ「ソラー!!!しっかりしろ!大丈夫か!?」
ソラに意識はなかった。
アリババ「うそだろ・・・。ソラ!目を覚ましてくれ!ソラ!!!」
巨人「お前もそいつの後追わせてやるよぉ!」
???「ラリホー!」
巨人は眠った!
???「今のうちに!」
アリババ「え・・・は、はい!」
~洞穴~
アリババ「助けてくれてありがとうございます。あなたは?」
???「ワシの名前は、ホーローじゃ。」
アリババ「え!あの三大賢者の一人ですか!?」*
ホーロー「そうじゃよ~。それにしても、お主らよくあの魔物に挑んだもんじゃな。お主らでは到底敵わんぞい。」
アリババ「いや、途中で襲われたんです。」
ホーロー「ふむ・・・(魔物が無差別に人を襲うなど、めったにないことなんじゃがのう・・・。)」
アリババ「それで・・・ソラが・・・さっきから目を覚まさないんです。」
ホーロー「どれどれ・・・。む!」
アリババ「どうしたんですか!?」
ホーロー「目を覚まさないも何も、こやつはもう生きてはおらん・・・。残念じゃが・・・」
アリババ「えっ・・・(ソラが死んでいる?冗談だろ。きっとそうだ。ついさっきまで元気だったのに、いきなり・・・)旅は始まったばかりなのに、お前が死んでどうするんだよぉ!ソラァ!」
ホーロー「慌てるでない。今からこやつを生き返らせてみよう。」
アリババ「そんなことできるんですか!?」
ホーロー「生き返る確率は五分五分じゃがな」
アリババ「お願いします・・・!ソラは・・・大切な仲間なんです・・・!」
ホーロー「あいわかった!この賢者ホーロー、死力を尽くすぞ!」
アリババ「ありがとうございます!」
放浪の賢者
ホーロー「ソラの魂を、今ここに呼び戻したまえ!ザオリク!」
ソラの体が金色に輝いた!
ソラ「・・・うう・・・」
ソラがゆっくりと目を開けた。
アリババ「ソラ!生き返ってよかった・・・!」
ソラ「心配かけてごめんな。」
ホーロー「なんとか成功したようじゃな。よかったよかった。」
ソラ「俺は一体・・・・・・うぐっ!!!」
アリババ「ソラ!?」
ホーロー「じゃが、お主はまだ完全には治っとらん。しばらく安静にしておきなさい。」
ソラ「痛てててて・・・。とにかく、ありがとうございます。ホーローさん。」
ホーロー「なあに、このぐらい朝飯前じゃよ!」
アリババ「ところで・・・、ハンナは?」
ソラ「えっ・・・」
ホーロー「ハンナ?もしかして、あのめんこい女の子かの?」
ソラ「知っているんですか!?」
ホーロー「さっきまではいたんじゃがのう・・・。エソゼル峡谷の方へ向かっておったぞ。」
ソラ、アリババ「!!!?」
~エソゼル峡谷前~
ハンナ「ここ・・・どこ・・・?」
ハンナは一人で座り込んでいる。
ハンナ「(ソラさんが無事に生き返ったときの為に、薬草を拾っていたのに・・・。)迷ったのかしら・・・。」
『ビュオォォォォォォォ・・・」
ハンナ「風が強い・・・。空が雲ってきた・・・。いやな予感がするわ・・・。」
ハンナ「(ソラさん・・・アリババ・・・。)」
読んでくださってありがとうございます♪
ここから新しいシナリオが始まるのですが、ここからは別の巻に変わります。シナリオごとに巻を変えていくつもりなので、よろしくお願いします。
今まではゲームと同じストーリーでしたが、ここからオリジナル要素が続きます。
肝心のネルゲルは、シナリオ7あたりで出てくる予定です。
ドラゴンクエストX~第一章~
二巻目もよろしくお願いします♪