青空

 貴女はどこで何をしているのやら。考えても考えても、さっぱり分からない。



 勇気を出して聞いてみたら、もう歌は歌っていないらしい。

 昔はもっと貧乏だった。昔はもっと顔も悪かった。

 ふと青空を見る。青空はきれいなのだが、昔はもっと青かった。昔はもっとはっきりしていた。



 話の最後なのだから言おう。僕は故郷で死にたい。それにはこれまでのことが肝心だったのだろう。

青空

青空

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-10-07

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