鵙
高木の二三伐りたる鵙の声
広い公園の雑木山の大きな木を伐って、一休みしていたら、かん高い鳥の鳴き声が聞こえてきた
鵙の声だった
晩秋から初冬にかけて、その鳴き声はよく聞く声だった
森をわたる鵙の鋭い鳴き声
季節は秋の深まりを告げている
近くの電線に鵙が一羽止まって、尾をくるくると回している
雀と違って、鵙は一匹狼である
孤独で他を寄せ付けない鋭さは、孤高の剣豪のようでもある
近くで見ると、少しふっくらとした体の形には、やや愛嬌もある
高い空を飛ぶ鳶と違って、雄々とした、ゆったりとした感じはなく、小さな鋭い森の住人である
人間という森の侵入者が気に入らないのだろう
さかんに鳴いている
鵙