未確認用語集 14
・足記者(あしきしゃ) 中身を見逃すまいとして主にアイドルのダンスを見守って居る男たち
「いやぁ本当にね、踊ってる本人たちから足記者がどう見えてるのか気になるねぇ。自分もその男の人たちも一体なにをしてるんだらうかとか思ひ悩まないのか?」
・後ろ帯(うしろおび) 首の後ろの日焼け
「鏡の向うの自分の後ろ帯を見てコーラを飲みたくなってたりはしないかい?」
・魚濃(うをくゑ、ぎょのう) 業者が大型車で運んでくる魚体より漂へる血の臭ひ
「夏に嗅ぐべきものではないもの、屁臭、糞臭、そして魚濃である」
・廻転爆弾(かいてんばくだん) 危ないって言ってるのに誰かが顔に近づけて涼んで居る携帯小型扇風機
「いやそんな掛け替へのない相棒みたいに廻転爆弾を抱きしめてるが、そもそもそんなに涼しいのか?」
・蚊暮れんぼ(かくれんぼ) 暑すぎて蚊も居ないこと
「蚊暮れんぼは楽しいかね?そのまま冥界に行ってくれても構はないからね」
・細躯身、細グミ(ささぐみ) 土の肥やしになる感覚でセメントの上で逝ってるミミズ
「正直に言って気をつけろと言ってるのに個室で熱中症になる老人よりカピカピになって本意ではない死に方してる細グミの方が同情する餘地がある」
・修行草(しゅぎょうそう) 暑いのと雨が足りないのとで枯れ焦げた草
「よく頑張ったとして修行草を褒めてやりたいと思った矢先、然うだお前は只の雑草たることを思ひ出し結果、見殺しとする!」
・瞬間冷房(しゅんかんれいぼう) 朝起きたらすぐに冷房をつけること
「夜にずっとつけて体調を悪くするのと朝に瞬間冷房するまで汗だくで耐へ忍ぶののどっちがマシかといふその話には乗らない」
・暑中飲料(しょちゅういんりょう) スポーツ飲料
「ポカリは甘ったる過ぎるとはいってもアクエリアスも後味で嫌な甘さが残りますよね。そこらの自販機で買ふよく分からんものの方が案外に美味かったりします。暑中飲料も色々ですね」
・涼霜(すずしも) クソ暑い外とは打って変った冷房の涼
「涼霜がとても及んでなささうな外気とのスレスレのとこまでスイカとか出してる八百屋さんとかあるけど大丈夫なのか?」
・セミイラ 羽化できずに幼蟲のままか脱皮途中で果てたセミ
「哀れよな。何年も地中で待ち侘びて居たといふのにな、セミイラが幼き姿のままアリ達に担ぎ上げられて居た。でもな、やっぱりな、その黒々した出目がキモいし無理やわ」
・セミ拵へ(せみごしらへ) セミの片づけ
「セミ拵へに勤しんで居ると、その屍に触れる時の音が美味しそうに聴こえてるかも知れないことに恐怖すらも覚え始める」
・側門(そくもん) ホームドア
「側門のモノ自体が設置されてから運用が開始されるまで2箇月くらゐ準備期間が置かれたが、これが外国ならもうその日に動かしてすぐぶっ壊れてることだらう」
・手請す(てしほす) 後に自らに取って代る侵掠者を当初は優越感を担保に鄭重に育て上げること
「何処とは言はんが移民や難民を歴史の都合からいって然るべくして手請したのに実際に国が危なくなってから急に過激な思想に傾倒し排他的になっちゃふやうな国があるらしいよ」
・夏風呂敷(なつぶろしき) めっちゃでかくて四角いビニールプール
「いや言ってくれんの?めっちゃ深夜に急に隣の住人が屋上で夏風呂敷の捨てんの忘れてた水みんな捨てよったから排水溝からゑぐい音しとったやん。びびるやん。怖いやん!」
・音巫女(ねみこ) Vチューバー
「著名な音巫女たちが高齢化してきて何だかシナモンの声のヲバサンと似たやうな存在になってきたな」
・水サイダー 炭酸水にちょっと果汁っぽいのを混ぜただけのやっすい炭酸
「お前やっすい水サイダーやないかお前。歴史がちゃふ三本矢のサイダーんとこの味つきのん見習へお前。ああ無理か。お前らには無理やったな」
・三十路保険(みそぢほけん、みそじほけん) 結婚することで「え?もう3〇歳なんですかぁ?」などと言はれることは取敢へずは無くなること、その為だけに結婚すること
「あれだけユーチューバーとしてアホみたいにアホみたいな事をヘラヘラ楽しんでた女が死んだ顔で結婚報告して居た。恐らく三十路保険に入ったのだらう」
・蒸月(むしづき) 蒸し暑い夜のモヤモヤした月
「寝苦しく見渡し難き蒸せる夜の蒸月はオリオン座どころか惑星さへもよく見えないことを暗示してるやうで何だか密かに悲しくなる」
・当座関数(とうざかんすう) マネタリーベース
「そんなにいふなら当座関数の財宝を探す冒険にでも出るがいい。さあ、行きなさい!、、、見つかるまで帰ってくるな!」
・預蓄(よちく) マネーストック
「貯蓄に回ったって?それは預蓄の間違ひではありませんか?そのお金はあなた達に預けられて居るだけのやうなものなんですよ」
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