雨の街

ざーざー。
今日も雨が降っている。

私がいるこの街はずっと雨が降っている。
昔は晴れが続くいい街だったのにいつからか雨続きだ。

こんなに雨ばかりだと陰鬱な気持ちになる。

街のみんなはどうにか晴れるように今日も街を明るくしようと馬鹿みたいなパレードをしている。
このまま雨が続くと街が水没して、みんな溺れて死んでしまうから必死だ。

でも、私はみんなの頑張りが意味がないことを知っている。
だって、どうせ見てないのだから。

今日も外の世界から泣き声が聞こえる。
そんなに現実ってやつは辛いのか。

そんなに辛いなら逃げればいいのに。
今日もこの街にはわんわんと雨が降る。

雨の街

読んでいただき、ありがとうございます。

雨の街

  • 小説
  • 掌編
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-07-26

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