事故虫

世の中には沢山の事故物件がある。

その中でも最も恐ろしいものは、事故虫という、
まあ物件というか
虫である。

わたしの回りには、そのような虫がうじゃうじゃといるのだ。

どんな虫かというと、自己中とほぼ同じ性格だと思ってもらえれば良いだろう。

それが虫なのだから厄介である。

高校一年の時に初めてお会いした。
下着などの洗濯物の中にそれはいた。

知らずに着たら、チクチクして痛かった。
始めはアリか何かなと思ったが、今振り返るとあれは間違いなく事故虫の仕業だ。

それからというもの、わたしの生活はガタガタになった。

わたしの人生の悪シデントはすべて、この虫に食い荒らされてしまった。

事故虫

事故虫

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-07-11

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