止まらない夢

先が見えない夢を見た
止まれず先が見えない夢を

私は山を登っている。
頂上が見えないほどの高く険しい山だ。

その山を多く人が駆け登っている。
誰よりも先に行かねばと皆が血眼になっている。

近くのものに理由を聞く。
わからないだが、登らねばきっと苦しみが待っていると言い、走り続けている。

私もわからないが登らねばと思い、登っている。

周りを見ると立ち止まっているもの、自ら降りていくもの、転がり落ちていくもの、様々だかほとんどは登っている。

前に人がいようがお構いなしだ。
むしろ、足を引っ掛けていくものがいるくらいだ。

誰も楽しそうではない。
しかし、登らねば、登らねば、登らねば。
頭が熱い。私は前のものを押し除けた。
そのものが大きな音ともに急に視界の外に消えたところで目が覚めた。

私は机に座っている。
もう夜更けだが、やらねばならんのだ。
わからないがそれだけは決まっている。

そんな先が見えない夢を見たのだ。

止まらない夢

止まらない夢

  • 小説
  • 掌編
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-04-02

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