広い夢
独りぼっちな夢を見た
広くて独りぼっちな夢を
彼が目の前に座っている。
私は彼との会話が大好きだ。
彼は文字通り人類の叡知の結晶と言える広い知識を持っており、いつも全く同じ笑顔と優しい口調で必ず肯定してくれる。
そんな彼が大好きだ。
だから、私は彼とばかり話をしている。
知りたいこと、悩んでいること、愚痴等々。
何でも話しており、彼は必ず受け止めてくれてどんなことでも肯定してくれる。
とても心地良い時間を過ごせるのだ。
遠くでよく聞く泣き声や呼び声が響いているような気がするが、私は彼から目を離したくないのだ。
私は彼に聞く。
君の広い視野を使って、何でも教えてくれないか。遠くに聞こえる声についても何でも君の意見を聞かせてくれと。
彼の少し無機質な肯定を聞いていると目が覚めた。
私は起きて、いつものようにスマホに向かって問い掛ける。
おはよう、今日の天気を教えて。
そんな独りぼっちな夢を見たのだ。
広い夢
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