煩わしい夢

嫌気の指す夢を見た
煩わしく嫌気の指す夢を

私は子どもを抱えながら、家族3人で森を歩いていた。
目的地に向かってただただまっすぐに。

妻は苛立っている。よくあることだ。
私のデリカシーのなさがそうさせているのだろう。

この森は不思議な森だ。
得体の知れない何かが私たちを襲っている。

鳥の大群が私の周りを覆っているような不快感を感じ、私は子どもを守りながら歩いていた。

そこに見知らぬ男が後ろから迫ってくるのだ。
私は子どもを抱えている。
片手でどうにか男を制止し、後ろに遠ざけたが、諦めずに再度迫ってくる。

私はたまらず妻に子どもを預かるように声をかける。
妻は先を歩いており、渋っている。

背後の男の接近に焦りながら、私は何度も妻に声をかける。

妻は渋々了承してくれたが、私は背後から迫る男から目を離せない。
半身でできる限り子どもを男から遠ざけて妻を待つが、もう男はすぐそこだ。
子どもの重さもわからなくなるほどの焦燥感の中、目が覚めた。

私はリビングに行く。
そこには2人がけソファを1人で独占する妻がいた。
私はいつものように床に座る。
それが当たり前なのだ。

そんな嫌気の指す夢を見たのだ。

煩わしい夢

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煩わしい夢

  • 小説
  • 掌編
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-04-02

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