煌びやか夢
陰鬱な夢を見た
陰鬱で煌びやかな夢を
私はスポットライト中に立っていた。
ステージに立ち、芸をするのだ。
観客は大勢いるが、無言で薄暗く顔は見えない。
私は震える膝のまま、芸を始めた。
衣擦れの音のみが響いている。
私は止まらむ汗をかきながらもやり切った。
相変わらず無音のステージに耐えられず、私は急いでお辞儀をした。
その瞬間、客席から一斉に笑い声が飛んできた。
私は羞恥心に駆られて、たまらず舞台袖に向かって走り出し、止まらむ笑い声の中、舞台裏に飛び込んだところで目が覚めた。
私は席からステージを眺めている。
演者が止まらむ汗をかきながら、芸をしている。
私はつい笑ってしまった。
そんな陰鬱な夢を見たのだ。
煌びやか夢
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