最悪な夢

悪夢を見た
これまでで1番の悪夢を

私は妻とホテルのベットで寝ていたら、
妻がトイレに起きた。
私は妻が妊娠中であること、ホテルが暗いことからついて行くと申し出、ベットを出た。

妻は承諾したが、よほどトイレに行きたいのか、私がメガネをかける間に部屋を出た。

私もすかさず部屋を出て、螺旋階段を下った。
2階分下がり、さらに半階分の階段を降りた先にトイレがある。

私はどうにか妻がトイレに入る所を見れるほどには追いついたため、トイレ前の階段の途中で待っていた。

すると、いつの間にかトイレ前の狭い空間に多くの人がたむろっていた。

私は驚いた。
その時、妻がトイレから出てきた。妻も驚いていたが、人の隙間を縫って、階段まで辿り着いた。

私はホッとしたが、妻の袖を男が握っている事に気づいた。
妻の顔も強張っている。

私はすぐに男の手を袖から引き剥がそうと試みる。
男はかなり強く握っていたが、どうにか解くことができた。
そして、妻に逃げろと伝えた。
その瞬間、男は私の脇を持ち、私を軽々持ち上げた。大の男である私をだ。

その男は無感情な表情で、私を見ている。
私はその男が何を考えているのか、何をしたいのか、この後何をされるのか全くわからず、恐怖した。咄嗟に殴ろうとしたが、脇を持たれているため、上手く腕を触れない。

私は妻に警察を呼んでほしくて、振り返ると、妻がこちらを一切振り返らず、廊下の先の扉を開け、走って逃げていた。

私が逃げろと言ったのだから、当然だと思いつつ、見捨てられたのだという気持ちが湧いてきた。
また、その廊下には途中で休憩所のように数組の机と椅子があり、そこは深夜にも関わらず、満席だった。
しかし、そこにいる人達もこちらに気づき見ているが、ただ見ているだけだった。

そんな中、男は私をトイレ前の階段の最上段に置き、トイレ前の暗闇に消えていった。

私はおそらく妻が行ったであろう廊下の先に行くか、暗い暗い階段を上り、部屋に戻るかの二択を考えているうちに目を覚ました。

ベットの上の私は荒い口呼吸と高鳴る鼓動と言いようのない恐怖の中にいた。
当然、妻は横で寝ている。

そんな最悪な悪夢を見たのだ。

最悪な夢

読んでいただき、ありがとうございます。

最悪な夢

  • 小説
  • 掌編
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-04-02

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted