『予感』
そろそろ帰りたいなと
キスの合間に思う時
『予感』
いつもそうだから
慣れてしまったわ
どんな風に愛されても
結局アタシは駄目なの
そんなに強く言わないで
だって醒めてしまう
あの子と遊べばいいじゃない
別にアタシである必要なんて
跡は付けないで
次の誰かの気に障るかも
手首の傷は見ない振りね
仕方ないけど
ああ、詰まんない
昨日のドラマのシーンを
頭の中で反芻して
あの場面であの台詞はないわ
アタシが女であることで
あなた方が騒ぐのなら
いっそ女であることを
放棄したくなるのです
グロスのラメが反射して
キラキラキラキラ
貴方を惑わす振りで
アタシは自分を騙す
「きっと愛せないから帰らせて、なんて言えない」
『予感』