陳腐な論法
生を無条件に祝えるひとは幸福だ
ほんとうにそう思っているのか
はたまたそう言い聞かせているだけなのか
生に苦痛はつきものだ
だから生は悪いんだ
という論法はもはやありきたりで、陳腐だ
苦痛から快楽を見い出せるようになれば
少しはこの生を肯定することができるのか
しかしそれは虚しい欺瞞ではないのか
実存への手酷い裏切りではないのか
生きていてよかったと、そう思える日が
いつか来るのだろうか、私の胸中に燻る
生への怨念が浄化される日は来るのだろうか
陳腐な論法を卒業した先に、希望はあるのか
陳腐な論法