あの日を思い出して。
私、堺みくる、中学二年生。
絶賛陰キャ生活やってます!…のはずがいつの間にか陽キャと付き合わされていて…?
ハプニング盛りだくさんのドキドキ学園生活、始まります?!
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恋なんて、楽しくない。
ずっとそう思っていた。
彼に会うまでは。
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あの日が私の境目
―ここは、学校。
青春とか言っといて、勉強して、運動して。それの繰り返しの日々を送るための養成所ではないか。
ずっと、そう思っていた。
彼に会うまでは。
今、始まる。
「堺さんおはよー!」
「あ、おはよう…」
私は堺みくる。
俗に言う陰キャという存在である。
そして今話しかけてくれたのは、クラス一の人気者、向日葵ラキだ。
男女関係なくモテるし、雑誌の読者モデルをしているらしい。
まさに理想の人物だ。
…それに比べて私は。
手入れの行き届いていない前髪。
すこしシワのある制服。
うまく結べていない制服のスカーフ。
取柄は勉強くらいだ。…といっても向日葵さんのほうが勉強できるけど。
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―ここは、花ヶ丘学園中等部。
一応私立だが、偏差値も特に高いわけではない。
ちなみに芸能&恋愛オーケーだ。
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で、私は今年から中学2年生。
今年こそ、友達を作るんだっっ!!!!
…なんて無理だよね。
ずっと、そう思っていた。
彼に会うまでは。
晴れた空を見上げて。
武藤晴也。
その名前は入学した時から知っていた。
彼は何かと目立っていたし、アートの才能があるらしい。
噂で名前を知っているだけであって、話したこともない。
噂では、シングルマザーで、口が悪いんだとか。
やさしいという噂も耳にしたことがあるのだが、、、
まあ良い。
どちらでも良いよね。私には関係のない陽キャの世界だ。
「はぁ、、私も陽キャになりたいな~」
独り言のつもりだった。
まさか、聞かれているとは思わずに。
「ならなればいいじゃん?」
至近距離でしゃべられて、陰キャなる陰キャの私はおどりきまくって頭を椅子にぶつけてしまった。
「いったぁっ… …え?」
あ。
本人だった。
学校って楽しい。
気づけばそう思うようになっていた。
彼に会ったから。
いつか見たあの空よ。
しまった。
聞かれていた。
そう思ったときにはもう手遅れだった。
いつか見た、あの退屈な空よ。
いま、世界が変わったよ。
彼に会えたから。
PS さぼりました
あの日を思い出して。