最強魔法使いのスイーツショップ2
第一章 ふわふわ雲マシュマロ
今日はバレンタインらしい。だから今日は、ちょっと一風変わったバレンタインのお菓子を作ろうと思う。
「本音、サボりたい。それでよろしいでしょうか」
後ろから白い目で見てきたのは、四葉のば子。さすが研究者、材料だけで作るものがわかったらしい。
「卵白に砂糖入れて混ぜてシロップ、ゼラチンぶっ込んで終わりでしょう?」
淡々とした口調だが、使っているワードが明らかに悪意がある。ひどいや。
「成形作業が難しいんですー」
そこで、のば子さん、もとい全員でマシュマロ作り競争を始めた。
世界一どうでもいい戦い、スタート。
まずメレンゲを作っていく。猫耳庭師のりんご、早すぎる。あっという間に泡立った。電気がないので、もちろん手動。
次に、お好みでシロップを入れる。私はイチゴ、のば子さんはメロン、凜さんはブルーハワイ、りんごはまさかのりんご味のシロップだった。りんごだけにりんご?!
最後、全員本気で火属性魔法を使っていく。ゼラチン溶かし大会、勝者は私だった。他の全員、口を尖らせている。なんでやねん。
そうして店頭に並んだマシュマロ、総数は300個。
勝者、まさかの凜さん。89個。
凜さんが作ったパッケージに入れて、売ってみた。
まさかの全売れ。値段高くしたのに。
「こんど、みんなでゆうえんちいこー!」
全員、大賛成だった。全員、首が弾け飛ぶくらい縦に振った。
第二章 アイスクリーム&シャーベット
最近は暑くなるのが早い。まだ5月なのに、もう30度を超えた。
「あいすたべるー!」
りんごちゃんは元気だな……引きこもりも同然な画家の私は、つくづくそう思った。
でも、ここにアイスはない。あと魔法使うのめんどくさい。そっちが本音。
「アイス、作ってー!」
絵梨乃に言ってみる。すると、のば子さんが、
「魔法を使わずにアイスクリーム、シャーベットを作る方法、教えてあげようか?」
神様だ。やったー!
そんなことなかった。
炎天下で、氷と塩が入った袋をぶん回す。これなら魔法の方がマシ。
でも、できたアイス、シャーベットはめっちゃうまかった。
絵梨乃の有り余る力で保冷。
衝撃波で家具がすっ飛びそうな勢いで売れていった。
残ったアイス、なかった。
りんご、(´・ω・`)
また作ればいい、と言いかけたけど。
ぜっっっったい嫌だ!!!!!
第三章 研究者の深夜メシ2 ピザトースト
夜まで研究が捗ってしまった。気づけば、もう12:30。とっくに寝る時間だ。
下のキッチンに降りて、なんか食べようと思ったら凜さんがいた。
「あ、のば子さんもピザトースト食べます?」
今日の深夜メシは、これに決定。
とろけるチーズと厚めのベーコン。ピザソースにカオス園(裏庭)のバジルがいいアクセント。
そして何より、カリッとしたパン。絵梨乃が焼いたパン、美味しすぎ。
翌日、絵梨乃に「パン屋も併設したら?」って言った。
無言でグッドして、超高速でパン生地をこねまくってた。
第四章 絵梨乃のバースデーケーキ
きょうはえりののたんじょうび!
えりのにいっつもあそんでもらってるから、なんかしたい!
のばこさんにいってみた!
「じゃあ、いっしょにケーキ作ろうよ!」
いつのまにかきてたりんさんも、いえすっていってる!
けーきやきやき、くりーむべちゃっ!
そして、かざりつけ!
ねこ、おえかきはった!
ちょこぺん?でおえかき!
えりのの、いつももってるまほうつえ、かいた!
でも、
えりの、ないちゃった。なんでー?!
「ありがとう……みんな……ありがとう!!!!!」
なんで泣いたかわかんないけど、やった!
第五章 夏休みのラムネ
最近は暑すぎる。今日なんか40度近くまで行ったぞ。
しかもライフラインない!!!!!冷房ない!!!!!国の未来もない(テキトー!!)!!!!!←なんで?
そこで、気分だけでも涼しくしようと、ラムネを作ることにした。
コーンスターチと粉糖を入れる。
でもって、水分を丁寧に計り取り、粉の中に入れる。
そして成形すると……
完成!夏休みの自由研究も完璧!
周りの小学生、中学生あたりを集めて、ラムネをめっちゃ作った。
ここ、有名店?だからか、全員めっちゃウキウキだった。
やったぜ、まだ子供たちは国の未来として生きられる。前言撤回。
冷房ないから、やっぱクソだわ。前言撤回、国の未来ないわ。
ふと、カオス園に入ると、
植物パワーでめっちゃ涼しかった。温度計持ってくと20度。
なんか涼みスポットできてた。
やっぱ国の未来あります。やったね!
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