ゴミ屋敷のお嬢様

 ある国のある森の中に、一つの大きなゴミ屋敷がありました。そしてそこには、一人のお嬢様がいました。

お嬢様は街へ行きたいのですが、屋敷のお上が「心配だから」と許してくれません。

そこでお嬢様はこっそり抜け出すことにしました。


1日目の夜

屋敷の中を知り尽くしているお嬢様は、迷うことなく玄関へ向かい、鍵を開け、外へ出ました。しかし、門扉は閉まったまま。

門扉の開け方が分からず、失敗してしまいました。


2日目の夜

屋敷の倉庫に梯子があったはず。お嬢様はそれを使って門扉を乗り越えようとしたのです。

ところが、梯子よりも門の方が高かったのです。そしてまた、見回りさんが倉庫の中に梯子がないことに気づき、抜け出しは失敗してしまいました。

3日目の夜

倉庫の鍵を知らない場所に移されてしまい、倉庫のものはもう使えません。

そこでお嬢様は、部屋のものを使いました。

今回使ったのは、お布団。シーツを剥がして、細長くして、先っぽに輪っかを作ります。

これで門に登り、残りの布団をクッションにして下りるつもりです。

そしていざ輪っかをかけて登ろうとしたら、輪っかが切れてしまいました。

どうやら門扉の上は鋭い刃物になっているようです。泥棒が入らないようにでしょうか?

今回もまた、失敗してしまいました。


4日目の夜

上がダメなら下だ、次は穴を掘って出る作戦です。

お嬢様は、作業員からもらったスコップで掘り続けます。

しかし、スコップじゃ掘れない硬さの土に当たってしまい、穴掘り作戦も失敗してしまいました。

ゴミ屋敷のお嬢様

ゴミ屋敷のお嬢様

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-01-12

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 1
  2. 2