ツイン

僕は彼女に憧れていた。そして彼女に近づきたかった。
でもそんな自分は彼女をただひっそりと見ているだけの方が多かった。

そんな青春真っ盛りの酒井雄彦は学校を出たとき偶然見つけたクラスメイトの日下友子のもとについていっていた。
そして日下友子の辿り着く先は学校の近くの山だった。
もともと酒井の通っている学校は山奥で割と危険な場所にあった。

そう。自殺だってしようと思えばできるのだ。

そんなところに酒井が憧れている日下がいた。

酒井は迷いなく日下に声をかけた。
「なぁ。日下。なんでこんな時間にこんなところにいるんだよ。」
日下はこちらに振り向いた。
「どうでもいいじゃない。だから酒井君は帰って。」
いつもは大人しく声が小さく弱々しい筈の日下が強めの声で言った。
「どうでもよくない。なぁ!一体なにしようってんだ。」
「酒井君には関係ないことよ帰って。」

_どうしてなんだ。でもここに居ることはどうしても理由があるはず。

「なぁ!どうしてッ!」
と言った瞬間日下は酒井の後ろにまわった。
「ねぇ。酒井君?」
と日下は言った瞬間酒井の頭部を鞄で殴り酒井は気絶した。


気がつくと僕は家の中で寝ていた。
これはきっと夢だったのだろう。
母も僕が倒れたとは何も言っていない。

翌日。
酒井は学校に行くと奇妙な噂を聞いた。

「ねぇ。○組の日下さん昨日から行方不明なんだって?」
「えー。マジ?もしかして自殺?ほらなんかいじめとか家がなんちゃらって噂流れてたじゃん。」

 嘘だろ?

そして数時間経った頃教師から日下の死が告げられた。

あの夢は嘘じゃなかったんだ・・・。

それなら何故・・・。

酒井自身でもよくわからなかった。


それから僕は色々なことを考えました。
そして僕の最終てきな考えは。

彼女はきっと僕の母も僕と同じような手段で気を失わせたのでしょう。
それだからきっと母もその事を言わなかった。
そしてこれは警察側では事故となっていたが絶対違う。

きっと彼女には大切な人がいてその人がなんらかの形でなくなったんだろう。
何故なら彼女の手にはいつも彼女を見ていたが見慣れないブレスレットがあった。
きっと後追い自殺だろう。

そして彼女の両親は事故で亡くなっています。
なので両親も本当のことを知る術もありません。

あなたが僕の立場ならどんなことを考えますか?

ツイン

ごめんなさい。
本当はツインテール控えめ少女との純粋な恋愛を書くつもりでしたが気づいたらこんなことになっていました。
でも後悔はしていません。

さぁ!あなたなりの答えは?

ツイン

なんで彼女は死んだんだろう。 僕は不思議でしょうがなかった。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-02

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