『悪意を背中に隠す』

ピストルはいつも背中に
君にも知られず仕留めるの


『悪意を背中に隠す』


羨ましがったのは君の方だった
あれが欲しいこれが欲しいと
誰かの持ち物が良く見えるのね
でもそれって諸刃の剣

今の自分は満たされてません
そんなこと世界中に言ってどうなるの
可哀想って同情されれば気が済む?
そんなんじゃ全然満たされない癖に

アタシは自分を満たす術を知ってるの
誰に教わるまでもなく幼い頃から
早熟な妄想と現実で満たしてきた
だから君みたいな子は大嫌い

行動する勇気も声を上げる気力もない
だけど欲しいものには貪欲で
強請ることだけは一人前
そういうのが一番嫌いよ

誰も君の為になんか生きてない
それが間違いない現実なのに
目を逸らせばなかったことになるとでも?
笑えるくらいおとぎ話ね

君にとってはリアルな夢でさえ
目を逸らす対象なんだから
早くその涙を拭いて前を向いたら?
危険はいつも不意に訪れるのよ



「リコイルの振りをして外してはあげる」

『悪意を背中に隠す』

『悪意を背中に隠す』

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-01-05

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