真空の比喩 72 (乖離)

嘘をつくと、私は小さく死ぬ。そして前進する。小さな自殺を繰り返し、私らは蜃気楼へ向かう。誰もが遠く遠く遠く遠く遠く遠く遠くへ行く。がどこにもたどり着かない。そこは、どこなのだろうか。
削らなくても削れる命を削って私らは、
どこへ前進しているのですか。

真空の比喩 72 (乖離)

真空の比喩 72 (乖離)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-09

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